語る「万華鏡」

(花とアリス)

花とアリス(はなとありす)

項目名花とアリス
読みはなとありす
分類青春映画

作者
  • 岩井俊二(おっぺ)
  • 公的データ
  • 監督: 岩井俊二
    脚本: 岩井俊二
    音楽: 岩井俊二
    出演: 鈴木杏 蒼井優 郭智博 相田翔子 阿部寛

    おてんば娘アリスと、一見おとなしい少女ハナ。2人は同じバレエ教室に通う親友。ハナには一途な想いを寄せる相手、宮本がいた。やがて彼女とアリスは宮本と同じ高校へ進学。落研に所属する宮本は“寿限無”の完全制覇に余念がない。ある日、宮本はいつものように寿限無の暗記に夢中になるばかり、シャッターに頭をぶつけて転倒してしまう。それを目にして慌てて駆け寄るハナだったが、宮本が記憶喪失らしいと知り、とっさに恋人のフリをしてしまう。こうして事態はアリスも巻き込み、思わぬ方向へ進んでいく…。 (おっぺ)
  • 感想文等
  • 「リリイ・シュシュのすべて」をネガとしてのポジパートであるような作品。「リリイ……」が練り込まれて構築された陰画そのものと思えるのに対し、この「花とアリス」は演じる鈴木杏や蒼井優や役者達また監督達の感性で精製された陽画。。。
     「リリイ・シュシュのすべて」は小説版も読んでみたいという気にさせられたが、「花とアリス」はこの映画でこれ以上要らない気がする。この2つの違いはそういう有り様にも如実だ。
     しかし、そうでありながら、間違いなく、この両者は双生児以外の何物でもない。。。それは、ジキルとハイド、ミカエルとルシフェル、そんなふうに適宜に取り出した対峙するものとして、どんなものにも置き換えることができる。
     「リリイ」の裏にこの作品があり、この作品の裏に「リリイ」があるのだ。巧妙に抽出された、同じ実態の陰と陽だ。
     だから、、、この「花とアリス」を、きれいな物語だと享受するのは、それは視聴者の特権ではあるが、少しく勿体ないとは考えもできるのかもしれない。。。
     それにしても、鈴木杏は「六番目の小夜子」以来いつ観ても面白い。この鈴木杏と蒼井優も1つの陰と陽だ。演じ方の違いはまさしく、、、(おっぺ)
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