語る「万華鏡」

(独裁者)

独裁者(どくさいしゃ)

項目名独裁者
読みどくさいしゃ
分類文芸映画

作者
  • チャールズ・チャップリン(おっぺ)
  • 公的データ
  • 監督: チャールズ・チャップリン
    製作: チャールズ・チャップリン
    脚本: チャールズ・チャップリン
    出演: チャールズ・チャップリン ジャック・オーキー ポーレット・ゴダード チェスター・コンクリン

    18年の第一次大戦末期、トメニアのユダヤ人一兵卒チャーリーは飛行機事故で記憶を失い入院する。それから数年後のトメニアは独裁者アデノイド・ヒンケルの天下で、ユダヤ人掃討の真っ最中。そんな折、退院したチャーリーは生まれ育ったユダヤ人街で元の床屋の職に戻る。親衛隊の傍若無人ぶり、特にそれが恋人ハンナに及ぶに至り、彼は勇猛果敢かつ抱腹絶倒のレジスタンスを開始。それがどういうわけかヒンケル総統の替えを演じさせられることになり……。 (おっぺ)
  • 感想文等
  • 戦争、そして独裁者というプロットを扱いながら、コメディとして非常に濃密にもできている。独裁者と瓜二つの床屋が独裁者とすり替わってからもドタバタだが、それ以前に独裁者本人の人格も非常にドタバタなのだ。これは、或る意味とんでもなくリアルな気もする。
     そして、最後に独裁者として、しかし床屋として、世界中の人に、そしてアンナというヒロインに語りかけるチャップリン。その言葉の力強さ。この一生懸命さ。
     だからこの映画は印象に残る。いつでも、一生懸命というのがどうしてだか人間には残るものなのだ。(おっぺ)
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