語る「万華鏡」

(四季)

四季(しき)

項目名四季
読みしき
分類ミステリ小説

作者
  • 森博嗣
  • 公的データ
  • 天才科学者、真賀田四季の謎が解かれる!?
    幼くして世界を把握していた四季は、14歳で事件を起こし、29歳で失跡する。
    天才の孤独はいやされるときがくるのか?
    犀川創平は四季に近づくことができるのか。
    「春」「夏」「秋」「冬」の4部作
  • 感想文等
  • 最初、真賀田四季の幼年時代の話らしいということで、これまでのS&MシリーズVシリーズとは直接つながるものではないのだろうと思っていた。ところが、「春」を読んだ時点ですでにVシリーズに直接リンクしていたのが、「夏」を読んでみると何とVの直接の「続き」になっているではないか。むさぼるように読んでしまった。「赤緑黒白」の続きとしては、なんとなく「捩れ屋敷の利鈍」までがスポンと抜けるのだろうと漠然と思っていたので、これは喜ばしい意外さだった。
     さらに「秋」を読むと、これは今度はS&Mの直接の続きだし……で、とにかく「美味」という感じで大喜びで読んでいった。ほとんどボーナスみたいなもので楽しい時間が過ごせた。(ボーナストラック、ということではない。そういう「オマケ」レベルでないことは明らかだ)
     「冬」については、また「先」のことだろう。またまだ他の作品もしっかり読んでいかなければならない。そう思うのみだ。(おっぺ)
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