語る「万華鏡」

(必殺!)

必殺!(ひっさつ)

項目名必殺!
読みひっさつ
分類必殺シリーズ

作者
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  • 公的データ
  • 監督: 貞永方久
    脚本: 野上龍雄 吉田剛
    出演: 藤田まこと 山田五十鈴 中条きよし 三田村邦彦 鮎川いずみ

    人気テレビドラマ『必殺』シリーズの、放映600回を記念して制作された劇場版第1弾。江戸の仕事人殲滅計画を遂行する恐るべき殺し屋集団と、その計画に巻き込まれてしまった中村主水仕事人たちが激闘を繰り広げる。
    仕事人らしい身元不明の死体が次々と発見され、死体の口には皆、三途の川の渡し賃の六文銭が咥えられていた。次々と殺されて行く仕事人たち、犯人の魔手は主水達にも迫る。主水達は抵抗する為助っ人を探すが…。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 前半はかなりよかった。
    当時のTVシリーズがかなりバラエティ色が強くなり、往時の緊迫感、テーマ性が希薄になり、まるで「キャラ萌え」の、いや、キャラ萌えならいいのだがタレント萌えというような「いればいい」「そして、なんとなくかっこいい科白を言っていればいい」+新喜劇風ギャグで毎週毎週同じようなことばかり繰り返し始めていたので、毎回流し見る程度になってしまっていた。
    この映画では、前半でまるで「昔ながらの必殺」が帰ってきたかのような渋さ、ドラマ性を魅せてくれた。おっ、おっ、という期待感を盛り上げてくれた。
    それが、後半、ガタガタと崩れていく。
    突然、TVシリーズのバラエティ色が浸食し始め、あれよあれよと思う間に、TVスペシャルレベルに堕してしまった。
    全くダメというわけではない。「出陣シーン」にもそれなりに工夫が凝らされ、演出面でも時折ウンウンという場面もあった。
    だが、全体を通したとき、バラエティ部分が浮いてしまって、なんだか味気なくなってしまった。
    前半の緊迫感をそのまま持続してくれれば。。。
    ちなみに、後半のバラエティ色全開で作られたのが第2作目「ブラウン館」、前半の緊迫感一色で作られたのが第3作目「裏か表か」なのだと決めつけて観れば間違いない(笑)。
    もったいなかったなあ。。。(おっぺ)
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