項目名 | アルジャーノンに花束を(TVドラマ) |
読み | あるじゃーのんにはなたばを |
分類 | 文芸ドラマ |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | それがまた、「文字」「文章」というものと主人公との濃い繋がりをも示し、だからこそ最後の「せめて読み書きだけは……!」という部分が哀切に感じられるのだ。 映像化作品を観るのはこれが初めてで、「まごころを君に」の名で映画化されたものは観たことがなかった。 とんでもないものになってしまっていたらイヤだなあ、、、と思いながら見ていったのだけれど、主演のユースケ・サンタマリアや、菅野美穂の熱演で、素直に見入ることのできる作品に仕上がっていたと思う。 やはりテキストでない分、文字や文章での「変貌」はあまり強調されず、最終「退化」(TT)も、動作……歩き方そのものの表現で見せられた。これはこれでせつないものだったと思う。 もともと原作のほうでも、私は最後の一言では泣けはしなかったので、そこのところの処理に特に思い入れはない。ただ、テキストと映像の違いはある、とそれだけやっぱり思うだけだ。 こういう、いいドラマができるんだから、まだ期待してていいんだよね、と思ったりする。。。(おっぺ) |