語る「万華鏡」

(女か虎か)

女か虎か(おんなかとらか)

項目名女か虎か
読みおんなかとらか
分類ミステリ小説

作者
  • フランク・R・ストックトン
  • 高木彬光「女か虎か」
  • 公的データ
  • 昔、ある国では裁判の代わりに女か虎かという方法が採られていた。被告は闘技場に引き出される。目の前には扉が二つ。彼はどちらかを開けなければならない。片方には猛、片方には美女が待っている。を選んだら死が待っているが、美女を選んだら生き残った上で美女を得る事が出来る。しかし、必ず結婚しなければならない。
    ある美青年がこの国の王女と恋におちる。王族との恋愛はタブーという事で青年は裁きの場に引き出される。そこで臨席している王女を見る。王女ならどちらが正解かを知っている筈。事実、王女はどちらが美女であるか、そしてその美女が前々から自分を愛していた人に恋していた娘である事も知っていた。
    青年のすがりつく視線に王女は一方の扉を示した。男は扉をあけた。
    はたして、そこにいるのは、女か、か?

    結末をはっきりさせず、謎(リドル)を残した、いわゆる「リドル・ストーリー」の代表作。
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