語る「万華鏡」

(笑わない女)

笑わない女(わらわないおんな)

項目名笑わない女
読みわらわないおんな
分類ミステリドラマ

作者
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  • 公的データ
  • 古畑任三郎VS宇佐美ヨリエ(沢口靖子)
  • 感想文等
  • この犯人のキャラクターが好きだ。「ドキドキしておりました」ところなど。。。どんなキャラクターにしろ、どこか「純」なところがあると、それだけで私はってしまう、、、(おっぺ)
  • 様々な犯人が古畑の前には現れてきた。印象の薄めだった犯人もいれば、忘れられない犯人もいた。コロンボの犯人たちと同じことだ。
     私にとって、中でも宇佐美ヨリエは記憶に残る犯人の筆頭かもしれない。「笑わない女」宇佐美ヨリエは、その特殊な精神性ゆえに、じゅうぶん主人公としてひとつの物語を背負ってしまえる。
     「消えた古畑任三郎」で再登場したときは、若干その抑制性が損なわれていたのが残念なのだが、笑わない、騒がない、動じない、泣きもしない、このヴァルカン人を目指しているかのような彼女がしかし、
    「いつ、その質問をされるかと」
     ドキドキしておりました、と、けれどやはり淡々と語る表情は、私には一種官能的ですらあった。
     神とか宗教とか、そういったものについてのテーマがあるエピソードではないのだが、この犯人・宇佐美ヨリエには生きる意味として存在していた。
     ヨリエの中にあったそれらを、もっと知ってみたい。そんな気持ちにはなったりもする。(おっぺ)
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