語る「万華鏡」

(「耳すます部屋」の一部削除)

耳すます部屋(みみすますへや)

項目名耳すます部屋
読みみみすますへや
分類ミステリ小説

作者
  • 折原一(おっぺ)
  • 公的データ
  • 結末まで決して油断しないでください
    娘の同級生を放課後預かることになった久恵。だが母親同様ずうずうしい小学生ゆかりには、盗癖があった。結婚指輪までが消えた日、包丁を手に、久恵はついにキレてしまう。
    「ゆかりが帰ってこない」、その夜、鳴り続ける母親からの電話。どこまでも執拗に――。
    日常の恐怖に彩られた叙述ミステリー10の傑作!

    目次

    耳すます部屋
    五重像
    のぞいた
    真夏の誘拐
    肝だめし
    眠れない夜のために
    Mの犯罪
    誤解

    目撃者(おっぺ)
  • 感想文等
  • 遭難者」で「折原一のバカぁ」と思ってから数年。。。なのにまだ、やっぱり新刊が出るとハードカバーでも買ってしまうんだよね(^^;)。
     最初の「倒錯のロンド」の印象があまりにも強くて、とにかくこの作家は何か面白いことをしてくれるはず。。。という幻想(?)から逃れられない(^^;。
     というわけで、新刊「耳すます部屋」も早速買ってしまった(笑)
     これは、短編集。一気に読み通したけれど、表題作が冒頭にあって、そしてこれの切れ味が今ひとつ。そしてそのまま、「今ひとつ」のまま読み終わってしまった。残念ー。
     でも相変わらず「時間」に絡めた叙述錯覚トリックは仕組まれてあって、折原一だなー、と思う。
     倒錯シリーズの完結編が楽しみで楽しみで。
     それにしても、この短編集、なぜか長編「異人たちの館」の作中作2つが入っているのだ。なぜ、こんな。。。?(おっぺ)
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