感想文等 | グレアムの寸景。。。そしてサーニンはグレアムに言う。まるで、後々の「つれて行って」の先触れのように。 「だから…いろんな想いを…心に押さえ込んじゃうのって…苦しいよね…」 そう言われて、グレアムは静かにサーニンを見返すしかできない。 「グレアム……いいの?」 「いいんだよ…」 グレアムは言う。 「いいんだ……」 そして思う。 いいんだ―― ボクはいつか行くんだ どうしようもない位に寒い地へ――! 寒い地へ 凍てついた地へ そしてそこでボクはもう何が起きようと―― 誰が何を想おうと― 何も考えない! 誰が泣こうと傷つこうと知っちゃいないのさ! 寒さにこの身をがんじがらめにされたなら ちゃちな罪悪感などかなぐり捨てられるだろう どう生きていくかなんてもうどうでもいい!! 生きのびるためにだけ生きるんだ! …… それが……グレアムの欲しかった。。。 ……(おっぺ)
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