公的データ | 貧乏長屋で起きた殺人事件を陰で仕掛ける美男の奉行と、仕事人たちの戦いを描いた「必殺」シリーズ4作目。脚本は「必殺!III裏か表か」の野上龍雄、「火宅の人」の深作欣二、中原朗の共同執筆。監督は深作欣二、撮影は「必殺!III裏か表か」の石原興がそれぞれ担当。(おっぺ)
わらべや文七と九蔵の死闘シーンは、信じられないものを観た思いでしばし呆然としたものだった。どうやったらこんな映像が撮れるんだろう。 ストーリーもいってみればファイダニットで、かなりぼくの好み。主水が積極的に事件に関わっていく心境も納得できるし、それを補強するゲスト陣もものすごく充実していて、惚れ惚れする。弁天の元締めは、これ一回きりがもったいないくらい存在感があるよね。『激突!』の元締めも弁天だったら、もっと印象がよかっただろうに。ってあの設定はテレビでは無理か。 テレビシリーズがじり貧だったことを思えば、これは奇跡のような傑作ですね。(貫井徳郎氏の日記より)
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