| 感想文等 | うーん、前半はまあまあ面白かった。あの長い原作を一生懸命消化しようとしていた感じで、なんとかクリアできていたかなあと。 ただ、やはりおばあちゃんのキャラクターは北林谷栄でも足りなかった気がする。これは、原作から入ったからには仕方ないかも。 誘拐犯三人組については、私は戸波健次はもう少しリーダーシップの取れる男を思い描いていたので(そうでなければ、正義と平太がどうして健次に従ったのか、わからない。映画では、「誘拐なんか」と言っていたくせに、金に目がくらんで前言をくるりと翻したように見えてしまう)、ちょっと弱すぎたかも。映画を観終わっても、刀自一人が際立っていて誘拐犯三人組は「ただいただけ」になってしまった。 井狩本部長も、緒形拳は嫌いな役者ではないし、頑張っていたのだが、キュートで可愛くなりすぎてしまっている。やはり本部長はもっと強面でないと(笑)。どうしても原作が勝ってしまう。 なんといっても、後半、いよいよ身代金受け渡しの部分、で緊迫感はないのに長々と描くしかない形になって、だれてしまった。原作ではますます面白い部分だったのが、映画になるとダメだった。難しいものだねえ。 私にとっては、この映画は要するに原作のダイジェスト、宣伝フィルムでありました。2時間のコマーシャル。どうしても長編作品の映画化はこうなりがち。(おっぺ)
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