*宇都宮城(宇都宮動物園内)*
<前説が長いのでお急ぎの方は飛ばしてください>
宇都宮城(宇都宮動物園内)を訪ねるため、宇都宮駅に着いたのは丁度12:00の事でした。
事前の調査で、宇都宮駅西口の8番乗場からバスに乗れば良い事は判ってます。一応停留所の路線図を確認・・・なんかえらくいろんな行先のバスが出てるな、まあ、だいたい同じ方向に向うようだから次に来たバスに乗ればいいだろう。
と思っているうちにバスが来ました、行先が、あれ?こんな行先さっきの路線図に有ったかな?まあいいや、違ってたら途中で降りて次のバスに乗れば。
・・・えっ、この交差点を曲がるの?なんか昨日見た地図だと方向が違うような。暫く走ると国道119号で日光方面という表示が、この交差点を曲がればいいんだな、おいおい、直進してどうする!?
次の停留所で降りてコンビニで地図を確認したら全然違う方向に来てました・・・何故?
宇都宮駅に戻るバスに乗り約一時間掛かって振り出しに戻りました。もう一度路線図を確認すると、さっき見たものの裏側に全然違う系統の路線図が有りました、こっちに乗ってしまったのね・・・とほほ。
しかし、宇都宮動物園のホームページの交通案内だと、8番乗場からとしか書いてないんだけどなあ。
バスの時刻を確認すると、後10分程で来てしまうようです、結構腹が減ってきたので昼飯にしたかったのですが、いい加減予定が狂っているので、そのまま待って、次に来たバスに今度は行先をしっかり確認して乗り込みました。
さて、今度は交差点を曲がる事無く直進し、宇都宮の中心街を西に進みます。暫く行って地方合同庁舎の所を右折・・・あれ?・・・今何かが視界を横切ったような・・・なんか赤い天守のような物が見えたぞ。帰りにでも寄ってみよう。
バスは国道119号線を北上します、休日だからか車が多くて結構詰まり気味です。ていうかもしかして渋滞してるのですか?だんだん、進まなくなってきたんですが・・・
もう、腹は減るし、こんな事ならパンでも買ってくれば良かったなどと思いつつじりじりと進んでいく(のはバス、乗っている自分はどうしようもない)と・・・
・・・こんな日に道路工事なんかやってんじゃねーよ!
もう、目的のバス停まで二個くらいのところで工事やってました(泣
ところで、さっきから気になっているのですが、バスの料金が・・・・ああっ手持ちの小銭を上回ってしまった。後は万札しかない・・・どおしよう。
余計な路線に乗って小銭を消耗しなければ問題無かったのにぃ。
で、目的のバス停に着いたので、運転手さんに
「すんません、万札崩れます?細かいの足りなくて・・・」
運転手さんは明らかに迷惑そうに、
「無理ですね、5000円のバスカードなら有りますけど?」
「・・・(ぐぇ、宇都宮なんて次に何時来るか判らんのに)5000円ですかぁ?」
運転手さん、諦めたように、
「お客さん、帰りもバスに乗りますか、だったらその時に払って下さい」
「・・・すみません」
*帰りにちゃんと利息(10円)をつけて払って来ました。
というわけで、やっと宇都宮動物園の入口まで辿りつきました。国道119号から動物園に入る道は大型バスや家族連れのマイカーで大変混雑してます。
<ここから本番です>
宇都宮動物園に路線バスで来る人は余り居ないのだと思われます。宇都宮駅から約1時間かけて漸く到着しました。
大型バス用の駐車場に面した塀には謎の巨大ヒーロー像?が立ち、来訪者を出迎えています。
入場門にてチケットを購入しようと売り場のおじさんに、
「大人一枚」
と言うと、こちらを一瞥して不審そうに、
「・・・一人ですか?」
思わず、(いい大人が一人でこんな所に来て悪かったな!)と思いましたが、直ぐ後ろに居た母子連れと一緒かと思ったのでしょう。被害妄想ですね・・・
そして、1000円払って渡された半券には、
宇都宮城はこの動物園のシンボルタワーなんですね、ネット上で余りに情報が少ないので、最悪もう建ってないのではないかと心配してたのですが、杞憂だったようです。
しかし・・・毎度場違いな所に出没している自分ですが、ここの場違いさ加減といったら。客層は小さい(大半が幼稚園以下)子供連れのヤングファミリーが99%です。
人ごみを避けるように入り口から直進すると、宇都宮城天守が見えてきました。少々年季が入ってますが、立派な天守です。
天守の横に廻って入り口に入ると、かなり廃墟っぽい雰囲気の中に箱が置かれており、
「ご入城の方はこちらに100円をお入れください」
とセルフサービスになっています。
100円玉を投入して、城中に入りました。
一階には昆虫やら、動物の剥製やらの標本が・・・かなり埃を被った状態で展示?されています。
二階に登ると宇都宮周辺の名所の写真なんでしょうか?かなり古ぼけた白黒写真のパネルが展示されています。
三階は・・・遊戯室なんですかねぇ?マットや畳風のシートが敷かれており。あぁ、何かに雰囲気が似てると思ったら、学校の体育館にある用具置き場ですね。
そして、四階には釣り天井のアトラクションが有ります(当然これもセルフサービスです)。余湖さんが訪れた時には動かなかったらしいので、あまり期待せずに料金箱に10円を投入してスイッチを押します。
・・・カコッ・・・・ジー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんか、音が止んだぞ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・カタッ・・・・・・・・・・・・・・・
うーむ、これは動いているのか?
・・・・約三分経過(因みに説明には30秒で動くと書いてある)・・・・
やはり不調なのかな、
おっ!? グオオオオオオオン! うおおお、天井が下がってきた!
あ、止まった(床から約1.8mの位置で)・・・・
グオオオオオオン! あ、戻っていった・・・・・
--------------(終了)---------------
・・・えーと、これで終わりですか?まあ、あんまり期待してなかったから動いただけマシですが(10円ですしね)。
しかし、これでは床に寝ている人を殺害するのは絶対に無理ですね(ていうか、係員も全く居ないようなアトラクションで、人が死ぬようなのが有ったら大問題ですが)。
#2002年6月追記、掲示板に寄せられた情報によると、本来テープでつり天井の由来などの解説が流された後で天井が降りてくるという段取りだったそうです。おそらく、そのテープの再生が上手く行っていなくてこのような間延びした状況になっていたのでしょう。
気を取り直して展望台に出てみました。田園風景が広がっていて眺望はそこそこいけます。すぐ横にある遊園地部分からは子供たちの歓声が聞こえてきます。
動物園内の食堂(ていうか露店ですね)で遅めの昼食にラーメンを食べ、せっかく動物園に来たのだからと動物の檻の方に行って見ました。
キリン、象、ライオン、など基本的なラインナップは押えてあるようです。
<愛嬌をふりまくキリン> <だらけきったトラ>
宇都宮動物園へのリンク