城の町・園部訪問記
2004.7
意外に細長い形をした京都府のほぼ中央に位置する園部町は、江戸時代は三万石の城下町として栄えた、歴史情緒に溢れた小さな町です。
ふと思ったのですが、京都府で無かったらきっと小京都と呼ばれたのではないでしょうか。
その園部町の中心の南に有る園部高校は園部城の本丸址に建っていて、現存する隅櫓と門がそのまま使用されているというゴージャスな高校です。
<園部城隅櫓>
園部高校(園部城本丸)の北の隣には、公園・文化施設が集まっています。
その中央に聳えるのが園部国際交流会館という天守型の施設です。天守と国際交流の何処に関連が有るのか不明ですが、まあ、園部城の隣に有るのでこんな形にしてしまったのでしょう。
<園部国際交流会館>
そこからさらに北に、町役場などを超えて進んでいくと、園部町中央公民館という・・・
これまた、城郭風の立派な公民館が聳えています。
もう、ずいぶんと園部城からは離れた場所なんですが・・・
この建物の城郭風意匠は、高石垣をイメージさせるなかなか凝ったものです。内部構造との整合関係がどうなっているのか興味深い所です。
<園部町中央公民館>
園部町の城郭化計画(なのか?)はさらに続きます。
市街の西側に有る園部中学校が、これまたかなり凝った城郭風を呈しています。
<園部中学校>
城下町の学校に有り勝ちな、瓦屋根(風)を載せてみました、というような常識的な範囲の城郭風のレベルをかなり逸脱した意匠は、良くここまでやったもんだ、と思わざるをえません。
<立派な車寄せが・・・>
ていうか、誰か止めてあげても良かったのでは・・・