日本名城資料館

2002.7


 城マニアの究極の夢といったら、自分の城を築くことでしょう。当サイトでもそのような城を幾つか扱わせて頂いてます。自分の城に住む満足感は余人には知る由の無い事ですが、中にはその建物を一般に公開されている人も居ます(というか居ました)。
 茨城県江戸崎町に有る日本名城資料館は城好きの個人が建てた資料館でした、過去形なのは既にその方はお亡くなりになり、資料館は閉鎖されて久しいからです。

−この辺りの事情は「美浦村お散歩団」さんの記事を参考にさせてもらいました。−


<南側(側面)から見た二重櫓>

 訪れても周りから見るだけしか出来ないなのは判っていたのですが、無くなる前に一度は見ておきたいので茨城県南部を回るついでに行ってみました。
 事前の調査で、昭文社の県別マップルを見ていると、江戸崎町のページの・・・あれ?ここに日本名城資料館って書いてあるぞ・・・
 ということは地図に残る仕事(少し違います)を成し遂げたんですね。


<西側(裏面)から見た二重櫓>

 実際に現地に行ってみると、宅地の一区画(二区画?)に二重櫓風の建物と平屋の資料館?が有るのみで、何故昭文社の地図に載ったのか不思議では有ります、お陰で探し当てるのがかなり楽だったので、助かりましたが。
 周りを覆う草木は年々繁茂している模様です、いったい何時までこの状態で残って行くのか判りませんが、明治維新を経て放置された城郭もこのような様子だったのかな?等と考えながら城マニアの夢の残滓を後にしたのでした。

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