鳥取百年館見物記
2004.5
釧路市の西側は昭和24年に釧路市と合併するまで、鳥取村でした。鳥取村はその名前から判るように旧鳥取藩から入植した人々により作られた村でした。
現在の釧路市街の西側が鳥取地区となっていて、その中心に鳥取神社が有り、敷地内に鳥取城を模した鳥取百年館が建っています。
明治17年に入植したとの事なので、それから100年を記念したのでしょう。
ここに立ち寄ったのは早朝で、まだ開館時間前だったので外観のみ見物してきました。
鳥取城を模しているという事なので、三層の建物というと二の丸に有った御三階櫓が対象だと思われますが、三層だという事以外あまり似ていません。
国道側から見た多聞櫓ぽい部分。
城郭風の意匠はかなり徹底していて、破綻は見られません。
こちらが鳥取神社のコンクリ製本殿。
北海道の寺社建築は、本州のモノに比べると歴史が浅いせいか、コンクリ製のモダンな建物が多いように思いました。
この本殿も、木造を模す意図は感じず、直線的で幾何学的な造形を目指しているようです。
こちらは多分倉庫です。コンクリ校倉造り建築ですが、木造に見せかけようという意図は無さそうです。