*耕三寺*
2005.5
しまなみ海道はその中程にある生口島で未だ繋がっていない区間が有りますが、そこで一般道に入るついでにちょっと遠回りして耕三寺に寄ってみました。
五月の連休中日で快晴の昼過ぎという、一番混みそうな時期ではありましたがこれがかなりのお客さんの数で、近い駐車場が満杯なので少し遠い駐車場に停めて歩きました。
あんまり天気が良いので、途中のコンビニで帽子を購入しました。
入れなかった駐車場の横というか敷地内側には城郭風の建物が有り、今回これが主な目的で来た訳ですが、既にあまりに賑わった門前町の雰囲気に呑まれ気味です。
とりあえず、寺の内部を見学する事にして山門から入ります。
この耕三寺は、個人が造ったもので”珍寺”の範疇にも入る物件ですが、そういう物件が往々にして寂しいあやしい雰囲気を発している場合が有るのに対して、ここはとにかく賑やかな観光スポットとして何の違和感も無く大きな存在に成長?している様子です。
寺を構成する建物は、某有名寺院の建物をモチーフにしたモノが多いらしいのですが、この五重塔は室生寺らしいのですが、私はオリジナルをテレビでしか見たこと無いのですが、かなり雰囲気が異なるような気がします。
こちらは東照宮の陽明門で、これはまあ近い雰囲気ですね。
こちらは平等院の金色堂。かなり派手目になっているような気がします。
コンクリ製の救世観音。カラフルで異国風な造形が目を引きます。
ここまで、人の流れに乗って寺の奥まで進んできたのですが、ここからさらに奥には”未来心の丘”というアートというか庭園というか、寺の裏山をまるごと大理石で埋め尽くした巨大な構造物になっています。
ここは、とにかく凄い!の一言です。
青い空と白い石だけの世界。
あまりの光景に「もうお腹いっぱい」という感じで、下りてくると千仏洞地獄峡の入り口を見つけたので入ってみると、これもかなり凄い。
アップダウンの有る立体的な構成になっていて、通路が交差するなどかなり凝った造りです。
ここには前記の城郭風の建物”迎賓館”と、もう一つ銀閣風だという”銀龍閣”も見に来たハズだったのですが、あまりの満載ぶりに普段であれば隅々まで見て回る所を”もう十分満足”という気分になってしまい、気づかずにスルーしてしまいました。