駒ヶ根の城 白樺荘宿泊記
2004年10月
駒ヶ根高原は、木曽駒ヶ岳の登り口にあたり、中央道駒ヶ根インターから車で10分ほどと、交通の便も良い観光地です。
その奥まった辺りにある、駒ヶ根の城 白樺荘はご覧のような天守風建物が目印の温泉旅館です。
台風が去った週末に、ふと思い立って伊那谷方面に行く事にし、こちらに宿泊する事にしました。
高遠から伊那に下って中央道に乗り、予定では南信濃村方面に行ってから戻るつもりだったのですが、雨が急に激しくなってきたので、その日の行程を切り上げてそのまま宿に向かいました。
その為、駒ヶ根高原に着いた時にはまだ時間が結構早くて、何処かで時間を潰すか、と思いつつ走っていたら、駒ヶ根高原美術館という看板が目に付いたので、美術館なら雨が降っていても関係ないだろう、という事で寄ってみました。
現代の作品が主でしたが、ユニークでボリューム満点な展示内容で、かなり感心しました。
そんなこんなで、午後4時過ぎには宿に到着しました。自分としてはこんなに余裕の有る行程も珍しいですが偶には温泉でゆっくりするのも良いでしょう。
<駒ヶ根の城>
宿の周囲は、木々が迫っていて、森の中の城という塩梅になっています。
天守の一階は、車が横付けできるように屋根が張り出し、玄関は引っ込んだ構造になっています。
<玄関部分は、あまり城っぽく無い>
ご覧のように、この天守(旅館的には本館なのかも知れませんが、ここでは天守と呼びます)は鉄筋コンクリートの、かなり年季の入った建物です。
中に入ってしまえば、特に城っぽい所も無いのですが、かなり懐かしい感じの内装・調度品が、いかにも温泉旅館だなあ、という感じです。
天守の奥側には新館(だと思う)も有ります。
<ロビーに並んでいた自販機たち>
ロビーにはアイスクリームの自販機とコカコーラの瓶の自販機が並んでました。
<天守の階段が結構ダイナミック>
特にお願いした訳では無いのですが、部屋は天守の二階でした。
三階にも一室有るようなので、予約する時に空いていれば天守最上階に泊まる事も可能でしょう。
暫く館内を探索(という程は広く無いですが)した後、夕食は大広間で。この日は5〜6組の家族連れが宿泊していたようです。
夕食は、なにやらキノコ系がやたらと多くて、味は良かったのですが、これは”キノコづくし”を意図したものなのだろうか?と思いながら頂きました。
<部屋は和風です>
早太郎温泉の泉質は、アルカリ性という事だったらしいのですが、この記事を書くまでに時間が経ちすぎて、どんなお湯だったか忘れてしまいました。スミマセン。
ところで、早太郎温泉の早太郎というのは、駒ヶ根高原の名刹”光前寺”に飼われていたという伝説の霊犬で、なかなか役に立つ犬だったらしいです。詳しくは早太郎の伝説(駒ヶ根の青い空より)をご覧下さい。
この旅館にも飼い犬が居ましたが、かなり落ち着いた感じの犬でしたが、きっと早太郎のようにやるときはやるのでしょう。
<早太郎の子孫?>