古城山展望台+甲山防空監視哨
2003.8
古城山展望台は、広島県甲山町の龍華寺*の裏山に聳える天守風の展望台です。
龍華寺の参道の突き当たりから斜め右の沢筋に展望台に通じる遊歩道が有るので、そこから登ります。
案内板によると展望台まで650mということで、15分くらいで着くだろうと森の中を歩くと100m過ぎ辺りから傾斜が急になってきました。
道はコンクリが敷かれ整備されているのですが、雨が降った後という事もあり湿って滑りそうな感じです。
あと500m、あと400mという案内板を目安に登る事約15分、最後の方はかなり酸素が足りなくなって、ゼーハー言いながら登ってました。
因みに後で調べたら標高差が約150m有ったようです。
*龍華寺については、日本すきま漫遊記の記事で詳細が判ります。
展望台が見える尾根の削平地?についたので息を整えていると汗が噴出し滝のように流れてきました。
ようやく一息ついて展望台の方に向うと、石垣が有ります。一見して近代の物でしたが、そこそこ古そうです。
横の説明板を読んでみると、これは太平洋戦争中に使われた甲山防空監視哨の跡であるとのことです。
展望台が建っているのは、今高野山城の三の丸跡との事ですが、今高野山城という城がどんな城だったのかは、中世の城は全然詳しくないので判りません。
甲山市街に突き出た尾根の端で、ここから先は急崖になっているので嘗ては物見台くらい有ったかも知れません。
そして戦争中は防空哨だったという・・・
昭和63年に建てられた展望台は、少々装飾過多な三層の天守型です。内部には簡単なパネル展示程度でした。
なお展望台の前に有る、フェンスで囲われた物は甲山防空監視哨の施設のようです。
大汗をかいて登って来たかいもあって、展望台からの甲山町の展望は良好でした。