民宿花ぐるま宿泊記
2003.11
民宿花ぐるまは、日立市の北部、国道6号線から日立北インターに入る交差点から少し南の海側の丘の上に聳える三層の天守です。
埼玉に住む自分にとっては宿泊するには中途半端な距離なので、いつも国道6号を通りながら横目で見るだけだったのですが、今回この辺りで急に宿泊する事になり、やむなく(ウソです)電話をしてみた所、宿泊OKとのことだったのでお邪魔してみました。
前記のように花ぐるまは国道6号線から良く見えるのですが、車でのアプローチは少し面倒です。城の直ぐ近くに「民宿花ぐるま」という看板の立った国道から入る路地は有るのですが、非常に細い道なので国道の交通量から考えるとここから入るのはお勧めしません、というか自分はそこで曲がり切れませんでした。
なので、少し南の信号の有る交差点を海側に入った方が良いと思われます。
なお、この記事を書くために花ぐるまを検索したらホームページが出来ているようなので参照してみてください。
ところで、この建物は弘前城天守を模しているという噂だったのですが、国道側には破風が全く付いていないので、反対側に破風が付いているのではないか、と想像していました。
が、海側に有る玄関方向にも破風は有りませんでした。車寄せは有りましたが。
因みに、本来居住するための建物では無かった(唯一?の例外が安土城の天主)天守に車寄せが付くようになったのは近代以降の事で、今ではこういう意匠がすっかり定着しています。
用事が長引いたので、少し遅めに宿に入ってまずは天守一階大広間で夕食、、、
はて、一膳しか置いてないけど、、、もしかして貸切ですか?
まあ、時期的に中途半端な平日ではこんなもんかも知れません。料理は安いコースでお願いしてたのですが、質量ともに満足できるものでした。
部屋は、天守ではなくて離れのような建物に用意されてましたが、食事中に建物の由来など質問していたら、千円upくらいで天守内の部屋に変えましょうか?と言われて心が動いたんですが、今回はご遠慮しました。
翌朝、食事前にざっと写真を撮って、特別に天守内のお部屋も覗かせてもらいました。かなり広い部屋なので、一人では寂しかったと思われます。
なお、花ぐるまのホームページによると、10人以上の場合このバスで送迎してくれるようです。絵がかなり良い感じです。