いきなり余談で恐縮ですが、この1年で関西方面に4回も行ってしまいました。
それぞれ別の目的が有っての旅だったのですが、計画に余裕が無かった為、目的地の直ぐ近くまで来ていたのにスルーしたり、その時々の優先度が低い目的地が後回しになったりで、取りこぼしが多くて結果的にはとっても効率の悪い旅になってしまいました。
この小阪城も去年の8月に小阪駅前を車で通過したんですが、予想以上に狭い路地に車で探索するのに躊躇してスルーしてしまいました。
なので、今回は大阪市街は電車と徒歩で訪ねる事にして、大阪北部の各所を回った後、近鉄線に乗って小阪駅まで来ました。
因みに小阪城の場所は小阪駅の近くの商店街の中、としか判らなかったので、駅の改札を出て適当によりそれっぽい商店街が有りそうな南側に行ってみます。
暫く探して見つからなかったらその辺の人に場所を聞いてみようと思いつつ、うろうろと歩いていると、アーケードの向こう側の二階建ての上に天守のようなシルエットを発見しました。
<小阪城天守>
小阪駅の南側のこの辺りはかなり古い街並みが残っているようで、路地も狭く家屋の密集度がかなり高めです。
通称小阪城の「理容いその」さんも通りに面した側では両脇の家屋と完全に密着した二階建ての建物ですが、その屋上?に天守などが載っているので、道からではなかなか全体像が判りません。
とりあえず、区画を一周すると後ろ側の入り口も城郭風になっていました。
<小阪城の裏側>
折角なので城主さんに一言ご挨拶をさせてもらおうと思ってお店に入ってみると、ちょうどお客さんが居なかったので、お話をする事が出来ました。
そして、中も見せて下さるとの事だったので、ありがたくお邪魔させて頂きました。
そして、通された大広間。
元々は二間続きの和室だったようですが、屏風画や障壁画、そして建具の装飾など城主さんの手作りによる豪華絢爛(を十分に想定出来る)な大広間となっています。
さらに襖を開けるとその向こうの壁に大書院風な広間が広がっている、絵が描かれた壁が有りました。ここはトリックアート美術館か?という感じです。
これらの改装に要した金額は5万円(但し材料費のみですが)という事で、リサイクル精神もかなり発揮したとの事です。
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