キリストが復活したのが日曜日だったので、初代教会では、信者たちは日曜日
を「主の日」とし、キリストが「最後の晩餐」で定めた、かれの死と復活を記念
する式に集まっていました。これがカトリック教会のミサの起源です。
カトリック教会には、キリストの生涯を年間をとおして記念する「典礼暦」が
あります。主なものは、クリスマス(降誕祭。12月25日)、イースター(復
活祭。春分後の最初の満月の後の日曜日)、主の昇天(日本では復活節第7の日
曜)、聖霊降臨祭(復活節第8の日曜)、キリストの聖体(聖霊降臨祭後の第2
日曜)、聖母の被昇天(8月15日)、諸聖人祭(11月1日)などがあり、ク
リスマスの準備期間として待降節、そしてイースターの準備期間として四旬節が
あります。イースターはすべての祝祭日の中心をなすものです。