前回までのあらすじ
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♥リナ |
「あたしの名は神楽リナ。現在、横浜西警察署に勤める敏腕美人刑事である」
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♠ガウリィ |
「なあ…なんでいつも自分のことを美人ってくくりつけて自己紹介するんだリナ?」
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♠達也 |
「だいたい…どこをどう取れば美人になるって…」
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どす、ごき、めきゃ、ぐし、ぼす…
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♥リナ |
「達也…ごめんなさいは?」
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♠達也 |
「…ごめんにゃしゃい…もういいましぇん…」
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♥リナ |
「よろしい」
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♠達也 |
「…がく…」
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♠ガウリィ |
「あ~…こりゃ…しばらくは再起不能だな…」
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♥リナ |
「こほん…え~っと…そんなある日、銀行強盗を想定した訓練のため、あたしと後
輩であるアメリア、そして…ここでお昼寝している弟の達也が銀行強盗となり…
訓練を行っていたが、そこに転地をもひっくり返る轟音が!!」
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♠ガウリィ |
「おお…でその後は?」
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♥リナ |
「ここまでが前回のあらすじよ…」
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♠ガウリィ |
「え?そうなのか?」
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♥リナ |
「さ…あの轟音はいったい何なのか…そして銀行から脱出するあたしたちは警察に
つかまるのか…そして置いてきぼりをくった達也は、警察にこってり絞られるの
か?」
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♠達也 |
「…おひ…」
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♥リナ |
「では、続きをどうぞ(はあと)」
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まあ…おおむねこんなところだろうか…
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♥??? |
「全然、話が違ーう!!!!」
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おや…あなたは?………どなたですか?
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♥??? |
「どなたかって…前回のラストに出てきたじゃない…」
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え?そうでしたっけ?
おかしいな……わたし…前回のラストあたりの記憶がぷっつりと消えてるんですよ…
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♥??? |
「………………………………………」
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え~と…それで、あなた様は?
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♥??? |
「え?あたし…あたしはLよ」
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はあ…Lさんですか…それはまたご丁寧に…
それにしても…頭が痛い…
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♥L様 |
「………………………………………」
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ところで…その後ろ手に持ってるトゲつきハンマーは何ですか?
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♥L様 |
「え?これ………………え~と…そう…チャームポイントよ」
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ほほ~、チャームポイントですか…お茶目さんなんですね。Lさんって♥
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♥L様 |
「…そ…そうねぇ…お茶目なのあたしって…ほほほほほほ………
(彼の頭殴りすぎたのかしら?)」
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はっはっはっはっはっは…う~ん…やっぱり、頭が痛い。
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♥L様 |
「あ…何なら頭が痛くならないおまじないしてあげましょうか?」
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え?そんなのがあるんですか?
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♥L様 |
「ええ…あるわ(はーと)」
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それじゃあ…お願いしちゃおうかな?
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♥L様 |
「OK………………………………………」
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ずごごごごごごごご…
金色に輝くL。
うおっ…まさか…スーパーサ○ヤ人?!
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♥L様 |
「………………………………………違うって…」
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………………………………………
……ぬぬぬぬぬ…す…すさまじい…低周波…………………………
…強力な低周波治療器でもつんでるんだろうか…
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♥L様 |
「………………………………………つんでないわよ…」
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………………………………………
あの~…ところで…その振り上げてるトゲトゲハンマーは?
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♥L様 |
「おまじない(はあと)」
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いや…あの…それをどうなさるんです?
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♥L様 |
「おまじない(証拠隠滅ともいう)………っというわけで…」
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わけで?
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♥L様 |
「…光になれーーーー!!!!」
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にゃああああああああぁぁぁーーーーーー!
作品が違うぅーーーーーーーーーーーーー!!
どごっ!!
………………………………………
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♥L様 |
「………………………………………」
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………………………………………
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♥L様 |
「ちっ…光にならなかったか…フェアリーソウルもこいつだけは拒否したようね……さ
て…こっちは片付いたことだし…まずはどんないたずらをしちゃおうかしら?」
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微笑むL。そして彼女は音響室へと向かった──
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