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あんだ〜ば〜EX 〜5回目前編〜



  放送前──

♥舞 「るんるるんるるんるん…」
♠達也 「やけにきげんがいいな。舞…今日の給食…カレーライスか何かだったのか?」
♥舞 「あたしは小学生か…」
♠達也 「知能指数と精神年齢が特に…」
♥舞 「…こら…大体…あたしたちの学校はお弁当制度じゃない。小学ん時から…」
♠達也 「あれ?そうだったっけ?」
♥舞 「だっけって……たっくん…あんた学校ちゃんと行ってんの?」
♠達也 「そういや…最後に行った日って2週間ぐらい前だったような…」
♥舞 「よくそんなんで退学にならないわね…」
♠達也 「人徳だろ…それと成績優秀だし…」
♥舞 「何言ってっかな………
 …たっくんの成績は……………………う…なんで学年トップなのよ〜!」
♠達也 「そいつは違うぞ…」
♥舞 「期末とかいっつもトップじゃない!!」
♠達也 「全国模試トップ」
♥舞 「すごくむかつく」
♠達也 「むかつけむかつけ」
♥舞 「ふ〜んだ…どっちにしろ…教師たちのブラックリストの一人に数え上げられて
 るくせに」
♠達也 「お前さんもその1人(はあと)」
♥舞 「な!こんな優等生を捕まえてそんなわけないでしょ!!」
♠達也 「この間──
 ”出来るかな?出来なくてもいいよ。そんなんでも面白いから”のコーナー
 ──と似たことを学校でもやらかしたらしいじゃねぇか…誰からも許可貰わな
 いで…」
♥舞 「ぎくっ…」
♠達也 「その為、学校は大パニックになったんだったって?」
♥舞 「…あ…あははははははは…」
♠達也 「幽霊騒動があった時も、夜中に学校に忍び込んで捜査にかこつけて無茶やった
 ことも合ったし…」
♥舞 「……………………」
♠達也 「教師たちには言ってないが…その幽霊って魔道実験の失敗でお前さんが作り上
 げたんだろ…」
♥舞 「…な…なぜそのことを…」
♠達也 「って…本当なのか…オレは冗談で言ったんだが…」
♥舞 「…あう……」
♠達也 「たくっ…そんなこんなでいろんなことをやらかすから…そのせいで、オレは肩
 身が狭くて学校にいれられないんじゃないか!」
♥舞 「あーーーーおもいっきし、責任転換してる!」
♠達也 「さあ……なんのことかなあ……オレは舞がしょっちゅうやってることを真似し
 てるだけだが…」
♥舞 「……………そ…そんなことよりも話を戻しましょ…」
♠達也 「…逃げたな…図星を指摘されて返す言葉がないってやつか?」
♥舞 「やかましい…」
♠達也 「で…なんで機嫌がいいんだ?」
♥舞 「…っていきなり真顔になんないでよ…」
♠達也 「いやだって…話をつーてたし…」
♥舞 「な…なるほど…」
♠達也 「で…なんで機嫌がいいんだ?」
♥舞 「手紙がきたからよ…」
♠達也 「ほう…手紙が…珍しい…で…内容は?」
♥舞 「うん読むね。
 こんにちは♪スレイヤーズラジオの方にはしょっちゅう顔出してるねじばなです。
 へえ〜そうなんだ…いいなあ…リナさんとこには常連さんがいて…うちには居ない…」
♠達也 「裏番組だからな…」
♥舞 「いや…そういうのとはちょっと違う理由があるなような…」
♠達也 「何だ?今気付いたのか?」
♥舞 「…おい…」
♠達也 「いいから続き続き…」
♥舞 「…なんかな………で…
 こっちにも顔だしてみよーかなーなんて?
 くう〜うれしいじゃないの…よだれが出ちゃうじゃない!」
♠達也 「なぜ?よだれ?」
♥舞 「なんとなく?」
♠達也 「………………」
♥舞 「続き続き…
 あ、そうそう、私、なぜかいろんなところから情報もらってるんですよ。
 スレイヤーズラジオ乗っ取り計画のこととかもその一部で。(笑)
 そこで、情報を少し…」
♠達也 「情報?」
♥舞 「”スレ・ラジ(スレイヤーズラジオの略称勝手につけてみた。)乗っ取りうまく行か
 なかったから、裏番組のレギュラーにでもなって、いろいろいたずらしよう計画”な
 るものが近々発動するとかしないとか」
♠達也 「…ああぁ…なるほど…だからか……お〜い…ゼロス…そいつは止めたほうがいいぞ。
 そこのボリュームのスイッチは……魔族みたいな瘴気を持つ者には、勝手にアストラ
 ルに攻撃をするように、オレが仕掛けといたんだ…」
♥舞 「はにゃ?」

  しばし──

♠ゼロス 「ぐははははああぁぁぁぁーーーーー!」
♥舞 「ふえ?」
♠達也 「…ふっ…おろかな…人の言葉を信じんとは…」
♥舞 「つーより…アストラルにゼロスさんがいたことになぜ気付く?それにいつの間にそん
 な仕掛けを?」
♠達也 「面白いから!」
♥舞 「なるほど…」
♠達也 「ほら…続き続き…」
♥舞 「…あ…う…うん…
 あと、「あたしを出せ!あたしを!」とか叫んでる金髪のおねー様が一緒に計画立て
 てたとか立ててないとか…金髪のおねー様?うに?誰のことだろ?」
♠達也 「…さあ…」
♥舞 「リナさんたちなら知ってるかな?」
♠達也 「知ってるんじゃないか?オレたちはあちら側の人間じゃないからなあ…」
♥舞 「ちょっと聞きに行ってみよっか…」
♠達也 「今、収録中だろ。確か」
♥舞 「ラッキ!」
♠達也 「割り込みしようってか?」
♥舞 「うん(はあと)」
♠達也 「うんって…そういや……ゼロスのやつもあっちに行ったようだったが…」
♥舞 「何でわかるの?アストラルサイドの人のことを?」
♠達也 「気にするな。ただの事故だ」
♥舞 「事故?」
♠達也 「さあって…ちと行ってみっか…」
♥舞 「あ!ちょっと…事故って何?事故って?」





  しーん…
  と、突然現れる一人の女性。

♥??? 「んっふっふっふっふ」

 金色の長い髪。スタイルよしの、よだれもんのいい女。
 さあ…この女性はいったい何者であろうか…
 そして、ここでいったい何をする気なのか!

 っと言うわけで、正体は次回へ持ち越し!!!

♥??? 「ちょっとまてえ〜!!!!!」

 いいえ待ちません。ではでは…









  …って…あの…その…その手にあるピコピコハンマーはいったい…

♥??? 「なに?気に入らない。じゃあ、こちらにしましょ(はあと)」

 しゅいんっ
 という音とともにそれが変わり、
 ………………………………………………………………………………
 …………………………………………………………………………………
 ……トゲつきハンマー……

♥??? 「あ。気に入ったみたいね。じゃあ、そういうことで…(はあと)」

 …え?
 その後、しばらくは変な音がしたそうな──


<続き 5回目後編へ>
 
 
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