OK Features | | Home | BBS | Links OTOMO KATSUHIRO Featuresぱふ '79年7月号 特集 大友克洋の世界
コメント「ぱふ」はマンガ専門の情報誌で、この号では大友克洋のマンガの仕事を特集しています。'79年6月の時点での全作品の紹介 (各作品最低1カットづつ収録)、ロング・インタビュー、評論、カラー・イラストを含む作品の再録が主な内容です。 収録されている作品は、「夢の蒼穹」(初出「漫画アクション増刊 '77年1月7日号」;「ショート・ピース」(双葉社版) 収録) と、処女作と説明されている「マッチ売りの少女」(63p の単行本未収録作品) のダイジェスト版。後者はここ以外では「KABA」に収録された1カットを見ることができるのみで、非常に貴重です。その絵は現在と全く違うのはもちろんのこと、デビュー後の初期の絵柄とも大きく異なり、劇画っぽさのほとんどないものです。手塚アニメの絵のよう、と言ったら語弊があるでしょうか。 ところで、通常記事の中の「ぱふマンガ倶楽部」という新人の応募コーナーでは、なんと高寺彰彦氏が佳作に選ばれています。作品は「この際 HOT☆コーク」という 30p のもので、2pが収録されています。後の絵とはだいぶ違って、どちらかというと萩尾望都等の少女マンガっぽさもありますが、目の大きい人の顔は今と一緒。ちなみにペン・ネームは「げん・あきら」です。そうか、後に変名として使っていたこのペン・ネームは、デビュー前に使っていた物だったんですね。 普通の雑誌なので、当然現在は古書店でしか手に入りません。流通量はわりと多いので、探せば手に入ると思います。だいたい 1,500円が相場でしょうか。 OK Features | | Home | BBS | Links |
This page last modified at .