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OTOMO KATSUHIRO on Magazine

週刊漫画アクション '82/05/27号

Weekly Action '82/05/27
  • 双葉社
  • 1982年05月27日
  • 256p
  • B5 版
  • 定価 200円
  • 雑誌コード:29424-5/27

収録作品

タイトル 作家 頁数
乾いて候 第二部 出斬る 前編 4c扉+2c4p 小池一夫/小島剛夕 26
我ら九人の甲子園 高橋三千綱/かざま鋭二 20
じゃりン子チエ 14-6 はるき悦巳 20
メロス 4 外浦吾朗・平野仁 21
スラップスキップ・ワイはアサシオや・ いしいひさいち 1
僕等は愉快な訪問者 2c4p 大友克洋/松森正 40
ほんにゃらゴッコ かりあげクン 植田まさし 4
みみづく寺縁起 岩本久則 4
ゲバゲバ時評 はら たいら 5
オシャカ坊主列伝 725 2c 小島功 4
ぶらぶらある記 10 北見けんいち 20
ぼくたちの疾走 45 山本おさむ 17
バナナケチャップ はた宏 2
イブのおくりもの 42 守村大 18
博多っ子純情 11-6 長谷川法世 20
結作物語 赤鞘遊侠伝 536 2c4p 黒鉄ヒロシ 8

コメント

大友克洋原作、松森正作画の「僕等は愉快な訪問者」が掲載されています。巻頭4ページは2色ですが、指定のみです。アオリは「900号記念月刊特別企画第3弾 !! アクションならではの異色初顔合わせ」。本当に意外な組み合わせですが、この時以外に親交があるかどうかは不明。
 松森 正の絵は典型的な劇画調です。話は不倫するカップルと暴走族を絡ませた、不条理アクションもの (なんじゃそりゃ)。主人公の不倫しているカップルが、女性の運転で高速を飛ばしていると突然、途中見かけたバイクの暴走族に襲われる。車はボコボコにされますが、ドアを開けて横を走っていた一人をバイクから振り落とす。車にしがみつかれてしまうものの、ドアを閉めて振り落とし、なんとか逃げおおせる。後日車を修理した女性がガソリン・スタンドでガスを入れていると、店員の不審な視線が。その日の夜は旦那が出張で、家には不倫相手の男性が訪ねてきていたが、しばらくするとドアのチャイムが鳴る。開けてみるとバイクが乗り込んで来た。その後は家の中で大乱闘‥‥
 と、こんな感じです。「ハイウェイ・スター」や「BOOGIE WOOGIE WALTZ」の頃の話と近い印象です。最後のヒト落ちなんか、特に大友らしいです。
 この作品は単行本未収録ですが、同年末に発行された「アクションセレクト '82/12月12日号」に再録されました。しかし、その際は全て1色の印刷でした。

巻中の「漫画アクション新人賞」募集記事に、第5回の入選者が紹介されていて、それが米田仁士!とり・みき、ゆうきまさみの友人として漫画にも良く登場する元漫画家、現イラストレーター氏ですが、こんなところに入選していたとは(笑)。「LES ENFANTS TERRIBLES」という受賞作品が1ページ引用されています。画もタイトルも BD の影響バリバリ。モンキー・パンチも誉めてます。

70〜80年代の週刊漫画アクションは入手困難です。

 

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