自分が思うほど、相手が思ってくれない理由

私達は”どれだけ愛されているか”と気をもむのに忙しくて、自分が”どれだけ愛しているか”は
まったく考えていなかった。相手が私達のことを「自分にふさわしい女性」と思っているだろうか、
と、心配するのに忙しくて、相手が「自分にふさわしい男性」かどうかは考えていなかった。

そのために、私達は愛していても、好きにはなれない男、あるいは仲よくやっていけない男、
つまり”間違った男性”と関係を持ってしまっている。
というのも、私達は”自分が相手をどう思っているか”ということに注意を払っていなかったからだ。

そして相手に、ほんとうは自分のことをどう思っているかと考えるチヤンスを与えなかった。
私達は愛する男性に”自分を売り込む”のに忙しくて、相手が”自分から欲しい”と思う隙を与えなかった。
私達は必死で、男性の目に自分がとても利用価値のある女に見えるように努力した。
そうすれば、男性は「彼女が必要だ。彼女なしでは生きられない」と思うにちがいないと考えたからだ。































愛する人がベストパ−トナ−かどうかを確かめる法方

誰かとつきあいはじめる前に、自分が人生に何を求めているかを考えなさい。
そして恋愛によって、どれほど多くの苦悩や難間を自分が避けているかに気づく必要がある。

愛する男性の成長を支え、彼がこうなりたいと思う方向に変わるのを手助けするのは決して悪いことではない。
互いが心から愛しあって初めて相手の隠れた能力を引きだすことができる。しかし大切なのは、
ニ人が一緒にがんばること。つまり、あなただけでなく、彼自身も一生懸命にならなくては、成果はあがらないのだ。

男性とつきあいはじめたら、たとえば”彼の夢”や、その”夢を達成するためにどんな努力をしかているか”を
聞いてみるといい。いくらあなたが、もっと自分の気持ちに敏感になってほしい、あるいはもっと表憤豊かになって
ほしいと思っていても、この質問で、彼はそんなことには興味のない人だとわかるかもしれない。
そのとき、あなたは彼とは合わないと気づくだろう

彼と意見が合えば、これからの彼の成長を見守り、時間と愛と支えを提供して、これから二人は
どうなるか、様子を見る余裕も出てくるはずだ。































相手を大目に見てばかりいると、自分自身を見失ってしまう

新しいアパ−トや家に引つ越してはじめて、前の家がいかに狭苦しかつたか気づいたことはないだろうか?
いい新しい靴を履いてはじめて、前の靴がどんなに履き心地が悪かつたか気づいたことはないだろうか?

自分で気づいていようといまいと、あなたは男性の身勝手を許し、それに慣れっこになっているために、男性に
冷たくされるがままになっているのかもしれない。

人間にはいま自分がいる場所を居心地よく感じる傾向があり、別の状況に置かれてみないと、いまの状況の欠点
わからないということも少なくない。
靴、アパ−ト、車、人間関係など何でもそうだが、新しいものを手に入れてはじめて、前のものはよくなかったと気づくのだ

私たち女性は、敬意と尊厳をもつて扱われないことに慣れきっているので、自分はもっと愛されてしかるベきだと
思っても、目をつぶつてしまう。

男性があなたに冷たくしても−たとえば、あなたの悪ロを言う、あなたが取り乱してもなぐさめてくれない、ニ人の問題を
話しあおうとしているのに、子供のようにごねたり、すねたりする、あなたの気持ちに気づかないなど
−あなたは大目に見る。

そして、自分の権利を守らないでいると、気持ちは動揺し、落ち込み、自分が嫌いになってくる。
自分が嫌いになると、自分に自信がなくなる

自分に自信がなくなると、次に男性から冷たい扱いを受けても、自分を守ろうとする勇気さえわかなくなるだろう
そして、それがいつまでもくり返されるのだ。

この永久の環を断ち切る方法が一つだけある。それは自分の権利を主張し、尊厳を保ちつづけることだ。
相手の態度に、自分にふさわしいと思うだけの愛情と敬意が感じられなければ、それに甘んじてはいけない。

そうすれば、自分をよく思えるようになり、自信もわいてくる。
今度男性に冷たくされても、あなたはされるがままにはならず、自分というものを保てるだろう。































たとえ二人のためでも「自分」のない妥協はお互いを苦しめる

自ら進んで自分の夢をあきらめ、そのかわりに愛する男性の夢を自分の夢にするのは、なんとも悲しいことだ。
愛のために自分を捨て、自分よりも恋人や夫を大切にしているとき、あなたは心の中で
これで彼はいま以上に私を愛してくれるようになるわ」と思っているはずだ。

もしかしたら、そうなるかもしれないし、ならないかもしれない。
だが、人にもっと愛されるために無理をして自分を偽ったら、あなたは自分を好きになれなくなる
男性の愛を手に入れたくて自分の興味のあることや夢をあきらめるたびに、あなたは自分自身の一部を人にくれてやっているのだ。
自分を犠牲にすればするほど、あなた自身の残りは少なくなり、ついには、ある日目が覚めると、自分が空っぽだということに気づくだろう。
あなたは相手にもっと受け入れてもらうために、すベてを切り売りし、あなたの本質、つまり女の魂を失ってしまつたのだ。

多くの女性が、こういう態度をとっている。
つまり、自分よりも恋人や夫の方を大切にして、自分の趣味や興昧のあることをあきらめる。
そうした犠牲を払っていることすら、彼女たちは気づいていないか、そんなことは重要ではないと信じている。
だが、それが量要なことなのだ。

たいていの場合、後になって腹が立つか、気分がひどく落ち込むことになる。
それに、相手の男性にも恨みが残る。結局は、自分が期待したほど愛してもらえないからだ。

あなたにとって大切な人、大切なもの、大切な信条は何か。
自分がどういう人間で、どんなことに関心があるのか。

それらがわかれば、恋人や夫が、あなたにはまったく興味がないモトクロスのレ−スだの、釣りだの、パソコンだのに熱中していても、
あるいは、あなたが今度出会う男性が何か、なたとは違う趣味を持っていても”自分もほんとうにそれが好きだ”と錯覚したり、
思い込むことはなくなる
だろう。

私たちはしばしば、恋人や夫と別れてはじめて、自分がほんとうにやりたかったことを犠牲にしてきたと気づき
それをまたやりはじめる。そのとき、愛する男性が特に興味を示さなかつたためにあきらめていたもの−読書、ダンス、旅行など−を、
昔どんなに自分が楽しんでいたかを思いだす。

あなたは自分の夢に向かってがんばりなさい
そうすれば、男性が中身を満たしてくれるのを待つ、空っぽの”心のカメレオン”にならずに、自分で自分を充実させることができる。

あなたがバランスのとれた女性になればなるほど、相手の男性に認めてもらいたくて必死になるようなことはしなくなる。
したがって、男性のために自分を犠牲にすることも少なくなるだろう。






























友達や家族の誰かとつきあうのをやめますか?

愛する男性に頼まれたら、友達や家族の誰かとつきあうのをやめますか?」と尋ねたら、おそらくあなたは「とんでもない!
と答えるだろう。しかし現実には、多くの女性が男性に言われるままに、友達や家族とのつきあいをやめている。
彼の愛を失うくらいなら、大切な人に背を向けるほうがましなのだ。

このように、恋人や妻を完全に支配していると思わなけれぱ気がすまず、自分が相手に支配されるのを恐れる男性がいる。
なぜ、あなたのことを気にかけてくれる人から、あなたを引き離そうとするのだろうか?

あなたを愛し、あなたを支えている人たち、たとえば家族や友達からあなたを引き離そうとするのは、ひょつとしたら彼があなたを
支配するための戦術の一つかもしれない。

































あなたは一人でボ−トを漕いでいませんか?

あなたと彼が、湖でボ−トに乗っている所を想像してほしい。
あなたが前、彼が後ろに座り、二人とも両手にオ−ルを持っている。
ボ−トがスイスイ湖を渡っていくので、あなたは彼と二人で漕いでいるものとばかり思っている。
なんて素敵なんだろう、息もぴったりじゃないの」とあなたは心の中でつぶやく。

あるところまで来て、あなたは少し疲れを感じ、しばらく手を休めることにする。
すると突然ボ−トは止まる。どうしたのかと思って後ろを振り返ると、漕ぐのはあなたに任せて
ずっとそこにただ座っていたか、眠っていただけの彼に気付く。彼は乗客だったのだ

あるいは、あなたが振り返ったとき、ひょっとしたらそこには誰もいないかもしれない
つまり、あなたはずっと一人きりだったのだ。
あなたが気持ちの隙間を埋めようと頑張っていると、恋人や夫は単なる乗客になる

私達はいつもボ−トを漕ぐのに忙しかったので、私達が相手を愛しているほどには愛されて
いないことに気付かないことがよくある

あなたもひょっとしたらボ−トを一人で漕いでいるかもしれない一度ボ−トを漕ぐのを
やめてみてはどうだろう


































どちらかだけが一生懸命になる恋愛は必ず破局を迎える。

あなたに男性との隙間を埋める癖があると、男性は自分からニ人のために何かをするチャンス
を与えられない。だが、あなたはそんなことには気づきもせず、もっと自分でやってくれれば
いいのにと相手に不満を抱くようになる

男性は自分が采配をふるうとき、あるいは自分から行動を起こしたときに、自分に対してよい印象を持つ。
したがって、そうしたチャンスが与えられなけれぱ、彼らは自分をふがいないやつと思い、腹を立てるだろう。

また、あなたが隙間を埋めるのが上手だと、実際には存在しないのに、恋人や夫との間にすぱらしい関係
存在するかのような幻想をつくりだすことができる。残念ながら、私達はこれまでに何度かそれをやってきた。