相川京の歌謡曲全集

肉体と精神 (NIKUTAI TO SEISHIN) ホ長調

人の生きてきた生き様は顔にでると言われる
肌の色肌のはり皺の数目つきエトセトラ
顔の醜い人間はどんな生き様だろう
生まれた時から醜けりゃ諦めるべきなのか

さあ顔面障害者 顔だけじゃなくて
さあ顔面障害者 心の底からゆがめ

昨日迄は心はまともなはずだったのに
まわりの態度が変わることでそれも崩れていく
一人で生きていけるなら迷わずに進めるのに
社会で生きていくことで誰の心も変わる

さあ身体障害者 躰だけじゃなくて
さあ身体障害者 心の底からゆがめ

僕が君のこと本当にわかる時まで
あとどれくらいかかるのだろう

外見で人を判断してはいけないと言われた
でも人を外見の印象で決める奴のなんと多いことか
付き合えば付き合うほどにじみでるその人のいい所わるい所
そんなことも忘れているかのようにその時その時を生きている

さあ精神病患者 心だけじゃなくて
さあ精神病患者 躰の底からゆがめ

人と人の付き合いはギブアンドテイクだという
与えるものを持たなけりゃ貰えるものも貰えない
一人で生きていけるなら与えずに貰わずに
社会で生きていくことで誰も持ちつ持たれつ

さあ社会不適応者 心だけじゃなくて
さあ社会不適応者 躰の底からゆがめ

さあ健康優良児 躰だけじゃなくて
さあ健康優良児 心の底から健康

さあ人工受精卵 躰だけじゃなくて
さあ人工受精卵 心の底から人工

人がなぜ生きているのかわかる時まで
あとどれくらいかかるのだろう

僕がなぜ生きているのかわかる時まで
あとどれくらいかかるのだろう

Lyrics & music were written by Kei Aikawa since 9 june 1996

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