月刊宝石
連載著者 広瀬隆
編集人 末廣紀雄
発行人 森元順司
発行所 株式会社光文社
印刷所 凸版印刷株式会社
(表示は、1998年5月号)
広瀬隆は月刊宝石上にて数々の連載を手がけてきた、その前後に関連の単行本が発刊されるというのが1990年代広瀬隆の1つのパターンであった。
今回取り上げる1998年5月号はその中でも私が納得できない1冊である。P71にて参議院選挙について「いまこそ”棄権”を!」と呼びかけている。しかし実際の参院選は近年にない高投票率で野党が高得票を得り、自民党の過半数割れに拍車がかかった。広瀬隆はこの結果に対してその後の宝石上でなんら説明をしていない。私としては自己分析して欲しかった。ずるいと思った。と共に広瀬隆の呼びかけが空回りしている現実、世論に対する影響力のなさ、世論の支持を得ていない現実(と、いうより広瀬隆を誰も知らないんじゃあないの?)に哀れみと虚しさを覚えた。
その後、1999年8月号を持って月刊宝石は休刊宣言。広瀬隆が関わった雑誌がまた一つ無くなってしまった。(DAYSJAPANの件を思い出す)これから広瀬隆がどこで表現活動を行っていくのか注目される。
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