腐敗の連鎖
1996年11月30日
著者 広瀬隆
発行者 加藤康夫
発行所 株式会社 集英社
印刷所 中央精版印刷株式会社
株式会社美松堂
私は広瀬隆の著作を読み始めるときにいつも前書きか、あとがきから読み始めるのだが、本書は特にあとがきがいい。アジアの国々の人々に語りかける広瀬隆の言葉はそのまま私自身に帰ってくる。自虐的歴史観がどうしていけないのか、他の国でそういう歴史観が無いからと言う理由では事の本質を突いていないのではないのか?日本の恥をあばくだけあばけばいいではないか。赤い楯のあとがきで予言されていた、まとまった形での大日本帝国研究の第一弾となる本書は、広瀬隆の自国民を語る上での気遣い、難しさ、そして嘆きがみてとれる。
連鎖をリングとと読ませる所は、黒い輪の影響だろう。二番煎じはやめて欲しいものである。
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