秋田杉 木場商会

相川平吉の数寄屋談
御 挨 拶

私が、勤務致しました大関徹建築設計事務所は吉田五十八流の数寄屋建築を設計していました。先頃は、小林古径邸の解体を目の当たりにして、なぜ吉田流建築物は解体されていくのかを考えました。私は、吉田流建築を守って行くには、今後どんな方法がよいのかということを主眼に置き、名建築として建っている住宅の調査を進めて居ります。昔の工法との違いを調べる事によって、吉田流が長い期間使用可能になる事と思います。今後調査の成果を発表していきます。

平成十年四月 相川平吉


具体的・・・・・(方法としての調査)
第一点 基礎の研究
A.敷地の選定
B.地名
C.古代の地層
第二点 全体の構造
A.小屋梁
B.柱
C.土台
第三点 内部の造作工法
A.材種
B.仕口
C.補強方法
第四点 建具の組み方法
A.材種
B.仕口
C.仕上方法
第五点 明治、大正、近代職人の世界
第六点 設計者と職人の考え方


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