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アイコンいっぱい増えましたので、コメントする時に表情を選びやすくなったと思います。
いいコメントをくださると励みになりますので、よろしくおねがいします。


【最後のフェデレーション】
 とても面白く、とても残念なこのゲームを、言葉にまとめることができず、ブログの更新が遅れてしまいました。


 2014/04/23 Stardock信者ちゃんねる「ファウンデーションSP」
 (v1.003)


 2014/05/07 Stardock信者ちゃんねる
 「暗闇の果てに宇宙が生まれた。偉大な文明の歴史は崩壊した。
  しかし今、一艘の船と一人の男が再び闇に光をともそうとしている。
  アンドロメダは希望を乗せ、復活したSP」
 (v1.015)

 Arcen Games 新作『The Last Federation』を2回にわたり紹介させていただきました。
 宇宙外交ストラテジーとターンベース制弾幕STGの融合という、一風変わったゲーム内容となっております。んまあ、いつだって Arcen Games は一風変わったゲームを作り続けてるし、未開のゲームジャンルを切り開いているオンリーワンなので、いつものArcen Games ですわ。「良くも悪くもArcenGames最高傑作」という称えがしっくりきますね。

 『Democracy3』『Fate of the World』など外交ゲームは様々な変数とにらめっこするゲームですが、それら変数を〈異星人〉として擬人化できたところは好印象です。現代社会では、どこかしこの国もだいたい民主主義・拝金主義となっていますが、異星人というフィクションになっているため、様々な政形態とやりとりできるのが、このゲームの魅力になっています。
 戦闘も特徴的ですが、v1.015では自動戦闘で捕虜がたくさん手に入るため、そちらが有利のためあまり出番がありません。自動戦闘が優秀すぎると手動で戦闘する意味はありませんし、かといいど、手動戦闘が優秀すぎるとすべての戦闘をこなさねばならず、まだるっこしいものとなってしまいます。ここんところの調整は難しいところでしょうね。

 そう、調整。このゲーム、だいたい2,3日に一度のペースでパッチが出ています。
 日々面白くなるのは良いのですが、有料ベータ感はぬぐえませんね。今のところ、こちらが考えている理想型と大きく外れていないので安心していますが、何かのきっかけで開発がおかしくなる可能性は孕んでいます。今作はベータテスト無しでリリースしたのですが、結果、有料ベータになっているのはどうなんよと。

 一番残念なのが、宇宙画面で起きる様々なイベントや技術開発などにイラストが一切ないトコロ。
 ビデオゲーム全盛期といわれる現代で、延々とテキストを読むだけのコンピュータゲームを強いられます。20年前にこのゲームがリリースされたのなら良いのですが、イベントや技術についてイメージを膨らませてもらえる要素がまったくないスパルタンな仕様。
 特に、せっかくの宇宙SFというのに、技術をイメージできるイラストどころかアンチョコすら一切ないのは致命的。〈グルーオンコンピューター〉〈ワイヤレスネットワーク〉〈スペースエレベーター〉など、おいしいSFガシェットが山のようにあるにもかかわらず、それらを想像して楽しむ余地が全くないのは、もったいないなあと。
 その結果、変わり映えない宇宙画面を見てるだけのゲームとなってしまいました。ここは、他の外交ゲームのように、もっとイラストで、ヴィジュアルで表現すべきだったんじゃなかったのかなーと。惜しいなあ、まあ、いつものArcenGamesなんだけど。

 フォーラムで、イベントや技術をイラストで表示する予定はあるかと聞いてみたら
http://bit.ly/1iBiWPV
 「頻繁にバージョンアップするから、それはできない」とのこと。
 じゃあ、バージョンアップ終わったらイラスト追加するのか?と。

 Skyward Collapse も神殺しや災害などさまざまなおいしいイベントをイラストで表示せず、延々と駒が動いてるのを眺めるだけのゲームでしたが。んまあ、あっちはまだ「ボードゲームライク」という弁明はできるけど、The Last Federationは外交ゲームなので、そこが見所のはずなのに、盛りつけに失敗してるのが腹立たしい。
 イベントとニュースと技術をイラストで表示すれば、IGNで8.0出せたでしょうね。
http://www.ign.com/articles/2014/04/29/the-last-federation-review
 その、出せたという箇所がわかりきっているのに、それをやろうとしないメーカーに落胆し、強い失望を感じています。ゲーム性だけで商売することが許されてると思っている限り―― 開発がユーザー側の立場に立って、面白さの伝え方を考えないかぎり、Arcen Games はこのまま消えていくのでしょう。事実、今年の2月に社員の40%を解雇したし。

 まあ、駄目なところは駄目で、「それがArcenGamesだ」というメーカーの方針だから、もう、どうしようもないです。
 でも、ゲームプレイの面白さはあるので、そこんところを動画でお伝えできたかなと思っています。Galaxy Union の時 http://cgi.members.interq.or.jp/world/fol/diarypro/spec.cgi?no=343 と同様、面白いのに残念というのが歯がゆいです。

魔法の国よ永遠なれ

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 ブログの更新が遅れててごめんなさいね。

 今週水曜放送予定の『The Last Federation』が、『Elemental: Fallen Enchatress - Legendary Heroes』以来の、面白さを伝えるのが難しいゲームでして。その調査で完全に時間を食いつぶされてます。日本語によるファーストインプレッションはこっち http://gamersgeographic.com/now-gaming-apr-3rd/ の末尾のほうにあるので読んでいただきたいのですが、ターンベース弾幕STG+外交ストラテジーという… んまあ、ゲームの面白さにおんぶ&だっこしてもらえるような配信にはなりそうにありませんので、プレイを繰り返して綿密に調査してるワケですよ。

 http://www.twitch.tv/folillust

 放送は予定通り、今週水曜04/23の夜10時からです。
 が、もしかしたら4時間放送になるかもしれません。というのも、AI国家のいがみ合いというプロシージャル生成されたゲーム展開のため、盛り上がりどころを予定できないからです。あと、説明が多少冗長なのと、ゲームの不満点を楽しそうにしゃべるのと。


【魔法の国よ永遠なれ】
『Age of Wonders 3』実況プレイのまとめです。


 2014/04/09 Stardock信者ちゃんねる 「現実(リアル)な時間(タイム)をやりくり(ストラテジー)するゲームなのよーSP」
 (フォートレスの扱いが間違ってました
  フォートレスでテリトリーを拡張した時は、研究・ゴールド・マナのリソースパネルのみ獲得できます)

 まだ完全に調査できておらず、不満の残る放送回でした。ということで、翌週に続きます。



 2014/04/16 Stardock信者ちゃんねる 「魔法の国が消えていくSP」
 (序盤攻略動画とインプレッションはこっち)
 トークコーナーはラリィ・ニーヴン『ウォーロックシリーズ』について。
 昨年のRIMWORLD放送回 http://www.twitch.tv/folillust/c/3209378 以来になる、ひさびさのSFトークです。おたのしみに!


 Age of Wonders 3 のインプレッションはこっちでまとめましたので、気になった方は読んでみてください。
http://gamersgeographic.com/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%ac%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%80%8eage-of-wonders-3%e3%80%8f-4x-tbs%e3%81%a8%e3%82%b7%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3rpg/

スゲェ…あのじいさん、落ちながら戦ってる…

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_人人人人人人人_
> TAKUANFALL <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄



【The Last Federation v0.806 footage】
http://christophermpark.blogspot.jp/2014/03/0806-alpha-update-last-federation.html
 以前紹介したArcen Games の新作、AIが操作する国家同士の戦争に介入して星系内連邦を設立すべく暗躍する宇宙RTS『The Last Federation』の戦闘システムが、艦隊を操作するRTSからツインスティックシューターっぽいアクションゲームになりました。
 まあ、それはそれなんだけど、その戦闘がすごくアレ。

・弾が小さすぎて的に当てづらく、AVWW2から何も学んでいないのが明らか。
・シールドが硬すぎて死の緊張感がまるでない。
・敵倒してもアイテムのドロップがないから、何の喜び無く続く掃滅戦。
・戦闘中に星系画面の時間が流れておらず、ヒットアンドアウェイを繰り返すだけの単調な戦闘。

 見ただけでクソと分かる出来でこんなもんよくもまあyoutubeにアップしやがったな恥を知れ。
 不安要素しかなかったので、さすがに見かねてフォーラムに提案しておきました。
http://bit.ly/1cTPioe

 たまにはメーカーに全幅の信頼を置いて、気楽に発売日までワクワクしたいですよ。


【脳汁工学 - 脳の報酬系とレベルデザインについての考察】

 2014/03/12 Stardock信者ちゃんねる 「男兒當自強SP」

 昨年夏にXBIGとDesuraでリリースされ、ついこの前steamでのリリースが始まったカンフーアクションゲーム『One Finger Death Punch』を通じ、『Nidhogg』の時 http://www.twitch.tv/folillust/c/3553523 にお話した脳汁工学の概念についてちくと。レベルデザインを、「快い」と感じる=脳内麻薬が出るタイミングのコントロールと再定義した感じですかね。
 例えに使ったのは格闘ゲーム。コンボが成功したキモチイィー! って段階から、コンボ始動の中段が入っただけでキモチ良くなり、コンボ始動を狙えるセットプレイ状況になっただけでテンションがあがる。といった具合に気持ちよくなるタイミングがどんどん前倒しになっていき、最終的にはラウンドコールが始まった時点で脳汁だだもれのジャンキーになる。という行程です。
 以前なら難度を順番に正しく並べることをレベルデザインといい、今なら学習曲線がレベルデザインと認知されていますが。それを学習曲線を構成する学びの楽しさ=報奨系によるドーパミン(前頭葉で快いと感じる物質)の分泌タイミングから見直すことで、遺伝的・幼少期環境によって個人差が生まれるものであると説明しました。

 後半はBitsummit14に行ってきた話。
 ソニーのインディゲーム青田刈りの話とか、インディゲームの再定義といった、ちくと苦いことばっかり言ってます。
 今回の放送分は、割と講義的なものになってましたね。

The Last Federation イントロ翻訳

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 カティニーがはかどる!


【クニツィアのノミのサーカスのパクリとか言ったヤツ出てこいよ!ぶっ殺してやるよ俺が!】

 2014/02/12 Stardock信者ちゃんねる「ぼうずめくりSP」

 昨年秋にiAppでリリースされたStardock 「Dead Man's Draw」のPC版がリリースされたので紹介しました。
 AIプレイヤーとの1v1で山札からカードを引き、同じ絵柄が出たらドボン。伸るか反るかの欲どころがおもしろい。
 …という、まあいわゆるバースト系(日本で有名なのは坊主めくり)ですが。

 この手のジャンルで世界的に知れ渡っている『クニツィアのノミのサーカス』では得点札を集めて役をつくることで「あともう一枚引きたい!」というカード欲を持たせたのに対し、Dead Man's Draw では場に出たカードの効果により、自分の得点札を用いたり、相手の得点札を奪ったり、川に落ちたカードを拾ってきたりするというあたりが特徴的。
 世界で最も簡単なルールのデッキビルドカードゲーム(日本で有名なのはドミニオン)と言えるでしょう。

 バースト系で、しかもデッキビルドカードゲームの要素があるなら、熱くならないワケないのですが。なぜかこのゲームにはマルチプレイが搭載されてません。3マッチ星取り・総得点とか、4人マルチがあれば友達にも勧められたのに!
 …PCでリリースされたカードゲームにマルチプレイがないっていうのは、さすがにどうなん?ってキモチですが。
 カードゲームではなくAIプレイヤーと遊ぶソリティアとして見ればかなり楽しめますよ。


【The Last Federation のレビュー用コピーもらったよYeah!】


 ArcenGames新作「The Last Federation」(20ドル - 天候が良ければ02/24の週にリリース)が、ただいまレビュア募集キャンペーン中。プレスやチャンネル持ちの方はArcenGamesにメールすればプレビュー/レビュー用のsteamKeyがもらえるそうです。

 ということで、ダメで元々のキモチでメール送ってみたら、なんとレビュー用のsteamKeyがもらえることになりました!Yeah!

 Stardock信者ちゃんねるでもレビュー用コピーがもらえるみたいなので、ウチよりも影響力大きいプレスやチャンネル持ちの方ならプレビュー用(ゲーム発売前)コピーがもらえるかもしれません。是非ぜひ、メールを送ってみて、ArcenGames新作「The Last Federation」を日本でも広めるべくプレビューしてくださいね。
 おねがいしますね。


 ゲームの内容は、AI国家が戦争しあう中、惑星間連合を提案できるよう惑星間のパワーバランスを保ち膠着状態を生み出すべく、強きをくじき弱きを助ける戦闘ミッションをクリアしていくものとなっています。同じゲーム力学のDrox Operativeがポイントクリックタイプのアクションゲームなのに対し、こちらはタクティカルRTSになってるのが特徴。
 とまあ表面的に見れば上記の通りですが、実のところ、プロシージャルにストーリィが生成されるRTS-RPGです。
 タワーディフェンス+4XRTSの AI War が、プレイヤーがやってくるまでダンジョンで待ち続けるボスを順に攻略していき、最後に親玉を撃破するRPGとすれば、The Last Federation はAI国家の相互作用で生まれるストーリィにシナリオ(戦闘ミッション)の取捨選択で介入していくフリーシナリオRPGと言えるでしょう。ArcenGamesはコレをバタフライ・エフェクトというシステムとして早い段階からアナウンスしています。
http://feedproxy.google.com/~r/ChristopherMPark-Blog/~3/CyVooh1Aono/butterfly-effect-sources-in-last.html

 手に入り次第、スタちゃんで紹介しますのでお楽しみに!

 と、いうことで、今週のラジオで紹介させていただいたThe Last Federation のイントロムービーはこちら。

 トークコーナーの時にお話したストーリィが微妙に間違ってたっぽいので、下記に字幕を翻訳しておきました。
 重厚なバックボーンが伝われば何よりです。


/*---*/
 私は最後のハイドラル族だ。この星系で最も古い種族であり、最初に星々へ到達した種族だ。
 だが、利己的な略奪者であった我々は――勝ち得たアドバンテージの維持に熱狂していた。
 何世紀にわたり、我々は8つの他種族惑星から打ち上がる有人機を撃ち落とした。誰であろうと、我等の星が浮かぶこの黒い海に迎えるつもりはなかった。
 スパイ探査機は時々やってきた。誰かが我々を監視していることは知っていたが、それにかまうことはなかった。
 彼等が軌道衛星や探査機を打ち上げるのは、まあいいだろう。しかし、それより大きい物はなにもかまわずに爆破した。
 彼等は我々を憎悪しているに違いない。しかし、我々は賢明だと思えた。さまざまな理由で、とにかく、他の種族は友人とするに不向きなのだ。

 バールストは常に戦争し、いくつもの帝国が生まれては滅びていた。それらに脅かされる可能性などあってはならない。
 アンドールは平和的なロボットのユートピアを築いていたので、彼等を閉じ込めておくのに全く苦労しないとハイドラルの長官は結論づけた。
 同様にペルティアン――共産農耕家。 弱い。まるで動物だ。彼等が我々の厄介事には成り得ない。
 スカイラシアンは知的で、尊敬するぐらい――そう、数が多い。彼等を抑圧する必要があるのは自明の理だ。
 ゾーラシアンは悪夢からやってきた何かだ。正気の者なら誰もでも彼等が襲いかかるリスクを考える。
 リストは続く。
 孤独な縄張り屋のボアリーン。いい考えではない。
 あるいはアキュティアン。冷酷な、ロボットの資産家? 絶対に無い。
 そして最後にエビュック。平穏で、学究的な、世捨て人ども。彼等はこれまで一度も有人機を打ち上げていない。我々はそれらにほとんど注意を払わなかった。我々が騙されていたなら、彼等は我々のものを超えた科学技術を手にするだろう。そして我々は死滅するだろう。


 知っての通り、我々ハイドラルの生まれは海洋惑星だ。しかし、エビュックの探査機の数が増えたあたりから我々は異変に気付き始めた。
 そうだ。我々は気づいた。
 ハイドラルの人口は400億からたった数千にまで落ち込んでしまった。
 死にかけた我等の惑星で、我々は報復と征服のための準備を進め始めた。

 私だけが異なる考え――-同胞が理解できないであろう考えを持っていた。
 他の種族が我々の星々に加わるのは時間の問題だ。それらはすでに、独力で星々にまで達しようとしていた。
 この時点で、惑星間連合だけが和平への唯一の道だった。

 開戦が目前となり、私に決断を迫った。私はポッドに技術書類を詰め込み逃げ出した。
 ちょうどその時、我々は我々自身への注意がそれており、月にアキュティアンのロケットが取り付けられたのを見逃していた。我々の船は全て、さらなる探査機に対する防御と、それらの排除活動に割り当てていたのだ。
 我々ハイドラルが作り上げたものはすべて、一瞬にして失われた。


 私が知るかぎり、私の船が唯一の生存船だ。爆風により破損した私のポッドはかろうじて最寄りの惑星にまで辿り着いた。
 私が贈り物として用意した技術は奪い取られ、私は囚われたまま残された。
 だが、私は囚人ではない。
 私は待ちつづけた。彼等はハイドラルに一度も会ったことがなく、私の力を侮っていた。
 彼等がついに衛星軌道へ進出したその時、私は彼等の旗艦をハイジャックし...別れを告げた。

 私がこの星系を統一しよう。
 私は指導者になるつもりはない。影の支配者になるつもりもない。
 今の私は無名の傭兵だ。
 しかし、私はこの試練の時に遺産を残しておきたい。

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