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宇宙ストラテジーを256倍楽しむための本

 仕事とEndlessSpaceにループコン(永久)でした。

【AMD APU "Trinity" SP】
 5月16日スタちゃんは、AMD APU "Trinity"の話をしたついでにEndlessSpaceやってました。


(その2)


 先日、RACOAさんから「マイク割れてる」とご指摘頂きましたが、今回掲載したEndlessSpace4時間SPはご指摘いただく前の放送なので、マイク割れたままです。次回からはちくとマイク小さめで放送します。いい塩梅になったらコメントいただけると助かります。


【宇宙ストラテジーを256倍楽しむための本】
 日本の場合は深夜アニメの7割がSF(サイエンスフィクションかスゴイフシギ)なのでSFは馴染み深いジャンルとなっておりますが、その状態から宇宙ストラテジーを始めると、色々と聞きなれない単語が出てきて苦労するかと思います。
 例えば、ヘビーアイソトーププラントと聞いて、同位体を作るプラントが頭の中に浮かぶどころか、重粒子の同位体を何に使うのか楽しみに感じられるかどうか。
 ここんところは、やっぱりSF単語に触れておかないと、頭の中で面白く盛り上がらないかもしれませんね。

 ということで、手軽にSF単語に触れられる書籍を紹介しましょう。
 コレさえ読めば宇宙ストラテジーが価格分以上楽しめることまちがいなし!
 厳選して50冊ぐらいになりましたので、機会を見て少しづつ紹介していきましょう。


■ブルース・スターリング《スキズマトリックス》Schismatrix

 オールタイムインベスト。
 太陽系全域に進出していく人類の繁栄と変貌。そして、その渦中となった2人の男の物語。終盤では人類の革新が毎ページ行われ、その加速感でシンギュラリティポイント(進化の特異点)を表現した稀有な作品。

■エド・レジス《不死テクノロジー》Great Mambo Chicken And The Transhuman Condition

 マッドサイエンティストを取り扱ったノンフィクション。
 NASAより安いロケットを作る話から、冷凍保存、ナノテクノロジー、魂のアップロード、はたまたダイソンスフィアやブラックホール工学まで。SF小説10冊分ぐらいのアイディアを全部楽しめる20世紀科学の集大成。

■アレステア・レナルズ《火星の長城/銀河北極》Great Wall of Mars / GALACTIC NORTH


 レヴェレーションスペースシリーズはコレだけでいいよもう。
 ポストスペースオペラの代表作家といえるレナルズの看板シリーズの短編集。芳醇の世代と言われるゼロ年代なだけに、80年代のサイバーパンク、90年代のハードSFを網羅して美味しいとこ取りした内容です。


 んまー出来りゃあニーヴンのドラコ亭夜話を紹介したいのですが、アレ単行本になってないんですよね。SFMと、宇宙塵(日本最古のSF同人誌)にしか収録されてないんですよ。
 他にも短編では、ルーディ・ラッカー《宇宙の恍惚》、グレッグ・イーガン《プランク・ダイヴ》、あとはトム・ゴドウィン《冷たい方程式》も勧めたいです。
 上記の作品を読めば、まあだいたい、宇宙ストラテジーでおなじみのぶっとんだテクノロジーが出てきても困らないと思いますよ。

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