「私は薊の道に従う魅了者、魅惑の王国にして妖精の住処アルカディアに聳える月銀の刺の灯台と結ばれた者。アカンサスの道を歩む秋月葉子と申します」
「メイジが派手に魔法を使うとでも？本物は狡賢く、臆病なのよ。未だ眠れる者に気づかれないように使うものなのよ」

　表の顔として学生を営み、影の顔で聖母殿のバックオフィス・スタッフとして働く魔女。ただし、その能力自体は十分前線にたつ事が出来る強さを持つ。
　独自の観念に基づいた魔術概念を持ち、それに従い動く。歌による魔力の収束、香油を焚き深い瞑想から深く精霊の世界へ飛び込み、レンズによって屈折したその視界には時間が見えると彼女は言う。それが本当かどうかはわからないが。
　葉子はより高い階梯のメイジとなるべく、修行をしている。願わくば未だ魔術に目覚めぬ人々―彼女曰く眠れる人―が”目覚めた時”正しき道へと導けるようにと。
元力使いというより遠見、予知を使う事が多い。ただし全く使えないわけではない。巧妙に隠されたその先で彼女は魔術を行使するのだ。

経験点消費：１５
▼能力値上昇
▼技能修得　９０
▼ブランチ　２０
▼常備化　　２５