汎元殿「閃止公」の直系血族。
試験的にアヤカシの血を取り込み、制御可能か調査する為に生み出された。
実験体として選出されたのは悪名高き八龍の一匹、雷龍テンペスト。
正の血脈を負の血統で抑え付ける、人道的とは言えない試みだ。
結果は悲惨だった。肉体に封じ込め自在に力を操る事には成功したものの、
同時に年端も行かぬ少年と数千年の時を生きたアヤカシは一つの肉体に宿った。

汎元殿の伝統ある血脈は、アヤカシたる後継の存在を許さなかった。
少年は永世の命と、強大な古龍と共に汎元殿を放逐された。
現在は数百年の時を生き長らえつつ、互いに別れる術を探している。
その姿と来歴は、”魔法使い””閃止伯”の名と共に半ば都市伝説と化している。

愛想もなければ目つきも悪く、一見すれば”魔法使い”の呼び名の通り
ただの変人にしか見えない。普段はローブを纏って世界中を放浪している。
テンペストの友人たるアヤカシ達や退魔師として付き合いのある連中にも
無作法に接し、ともすれば悪辣な雑言すら飛び出す。
基本的には左腕の刺青から古龍を呼び出す事を好まず、己の力だけで
何事にも対処しようとする。協力を乞う事も稀有である。
逆にテンペストは比較的御節介で、無用な厄介事を好む癖がある。
雷龍は既にこの現状を楽しんでいるが、まだ若いVinculumには
正直苦痛なようだ。
また、出自からかアヤカシ扱いされるのを好まない。

経験点消費：240
▼能力値上昇
生命+2　20点
▼技能修得
一般技能　90点
特技　21Lv＋OS2Lv＝135点
奥義　50点
▼常備化
レンのガラス球　40点
コントラクト・タトゥ　5点
戦闘法衣　20点