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Cooleyhighharmony(+5)    評価 ★★★★



 輸入盤
 売上枚数600万枚
01. PLEASE DON'T GO    (A+)
02. LONELY HEART     (A+)
03. THIS IS MY HEART (B)
04. UHH AHH (SEQUEL VERSION) (A)
05. IT'S SO HARD TO SAY
    GOODBYE TO YESTERDAY (A-)
06. MOTOWNPHILLY    (A+)
07. UNDER PRESSURE   (A+)
08. SYMPIN  (A-)
09. LITTLE THINGS  (A-)
10. YOUR LOVE  (A)




 日本盤
 売上枚数200万枚


この日本盤は、輸入盤に5曲を加えた豪華版。
とはいえ、残念なのは5曲中4曲はリミックスが違うだけ。

01. END OF THE ROAD  

  〜輸入盤と同じ10曲〜

12. Motownphilly (Original Version)
13. Sympin (Original Version)
14. Uhh Ahh (Original Version)
15. It's So Hard To Say Goodbye To Yesterday
   (Radio Version)



  この後「+6」バージョンも発売された。(またリミックス違いが1曲入っているだけだが)

 ここでBoyz II Menについて、少し(ライナーノーツ等からの抜粋)
 『今年、最も忘れられない映像のひとつを目にした。番組は"NAACP"の式典の模様を流したもので、ショー・ビジネス界に限らず、スポーツ、マスメディア界などの著名なアフリカン・アメリカンの人々が大勢参加したものである。忘れ得ない場面は、Boyz II Menと、やはりヴォーカルグループであるリヴァートの共演だった。単に自らのヒット曲を歌うのではなしに、彼らの大先輩となる往年のヴォーカルグループ−テンプテーションズ、フォートップス、オージェイズ−のヒット曲を、10分以上にも及ぶメドレーで歌ってのけたのである。しかも、観客席には、それらの大先輩グループが顔を揃えているという心ニクイまでの演出ぶり。とりわけ、ジェランド・リヴァートの熱唱を手を叩いて大喜びしながら聴いている父親のエディ・リヴァート(オージェイズ)の姿が印象的であったが、レーベル(モータウン)メイトのBoyz II Men惜しみない拍手を送っていたテンプテーションズのはしゃぎぶりもまた、未だに記憶に残っている。

 バラードからアップまで1枚で広く楽しめる仕上がり。意外なのは輸入盤には"END OF THE ROAD"は入っていない。去年(2000年)に発売された『The Ballad Collection』に入っているが・・・ということは、アメリカでCDを買っている人は"END OF THE ROAD"はシングルでしか聞けないってことかぁ・・・(素朴な疑問)
 それは、さておき・・・このアルバム、ラップ〜バラードまで、充実した仕上がりになっている。きっとデビュー曲"MOTOWNPHILLY""を聞いた当初は「また新人の4人組か・・・」なんて、少し舐めてかかっていた人も、このアルバムで「あれ?こいつら、ちゃんと歌えるじゃん。・・・いや、なかなかのもんだぞ」なんて思ったんじゃないだろうか。
 いきなりドゥーワップで始まるこの歌。なかなか面白い。そういえば『NATHAN | MICHAEL | SHAWN | WANYA』の宣伝の中でBrian McNightが言ってたっけBoyz II Menが、これほどまでに他のアーティストに影響を与えている理由は、彼らがドゥーワップに始まり、60年代70年代音楽の要素を全て取り入れ、それをまた、自分達のレベルへと作り上げているからだと思うよ」って。ホントその通りだなぁ〜って思う。それに、彼らの発言や歌を聞いて思うのは、音楽が大好きでたまらないってこと。そして売れようが売れまいが、姿勢は真摯ってこと。

( 2001.1.28 )