ﾈと・EE
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| バスルームからでた時、部屋の中の色が変わっていた。窓全体に不思議な色が映っていた。 バスローブのまま窓を開け、外を見ると、朝焼けのような夕焼けがあった。 すごく良いものを見たような気がして、何か良い事がある事を直感した。 |
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| そろそろお腹が空いてきた頃だし、夕子は幸二に電話を掛け食事に行こうと誘ってみた。 幸二「いいよ。じゃあ６時にいつもの所で。」 夕子「わかったわ」 いつもの所とは、幸二と会う時に毎回待ち合わせする喫茶店であった。 幸二と夕子が付き合ってもう２年近くになる。 きっかけは一通の電子メールであった。 メルフレ募集を見て幸二からメールを出し、お互い話も合って実際に会ってみる事になり 自然に付き合う様になりだした。 夕子「あれからもう２年かぁ・・・」 一足早く待ち合わせの喫茶店についた夕子は、過去を思い出していた・・・。 待ち合わせをしても幸二は時間に毎回遅れてくる。 とその時に「あれぇ？夕子さんじゃない？」 夕子「え？」 あ！この人は！昔、夕子が高校生の時にずっと好きだったけど告白できずにいた サトル であった！ サトル「やっぱり夕子さんだ。久しぶりだね。」 夕子「あ！サトルくん。ひさしぶり！」 偶然の再会に夕子は嬉しさを隠し切れなかった。 良い事ってこの事かしら？と思った。 |
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| サトルは、最近この喫茶店でアルバイトを始めたらしい。 「いずれ、自分で喫茶店を持ってみたくて・・・」とはにかむ様子は昔と変わらず、私の中の甘い気持が蘇ってきた。 「結婚したのかしら？彼女は・・・？」いろいろ考えていると幸二が「ごめんごめん」と入ってきた。 夕子は内心、サトルに幸二の存在を知られるのが嫌だった。 |
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