香奈の日記

2001/05 << >> 2001/03 [ おんなともだち。 ] 先日、大切な友達と飲みに行ったよ。相手は女性。私、こう見えても友達は少ない。というか、広く浅く・・って感じなのね。この性格だから友達はすぐに出来るし、たくさん出来る。でも不精だから続かないし、例えばお店辞めたらそれっきりって人ばっかり。一人が好きだしね。買い物も遊ぶのも一人なんだ。気ままにあちこち行く。そして帰りたくなったら帰る。今までは別に友達って要らなかったし、所詮他人だし・・って冷めていたの。でも本当はすごく欲しかった事に気がついたのが７年前だった。でも、親友って作ろうと思っても出来ないしね。未だにいないかなあ。先日会った彼女は知り合ってまだ数ヶ月。年は私より下なんだけど、対等に話せるのが心地いい。例えば彼女と同じ年の子で、私とタメ口きく子もいるけど、相手によっては不快に感じる。口には出さないけど。でも彼女とは年齢とか立場とか、そういうの関係ないんだよね。こんな心地いい付き合いって初めてかも？今は私、中学時代からの友人とはお付合いがないの。自分が馬鹿なんだけどね、一緒に御飯を食べに行ったりカラオケに行くと「いいから。」って言って自分が会計、払ってしまう。全部出す時もあるし７割くらい出す事もあった。何故自分が出すのかっていうと、まずは金銭感覚の違いっていうのかな。私は少々値段が高くても、美味しくて落ち着く場所で食事やカラオケしたい方。友達はとにかく値段重視。例えば友達は、ファーストフードみたいに子供がガヤガヤしてても平気だし、カラオケの部屋の壁が公衆トイレの壁の様に落書きだらけでも、お店の人のガラが悪くても平気。でも私はそういうのすごく気になる。だから結局、私が払うからこっち行こうよ！って私が言ってしまったりして。それからお水だった私の方が彼女より稼いでいたから、支払いキツイだろうなーって思ったりして。でも、友達なのにそんな事してたから、以前までの関係がおかしくなってしまった。力関係っていうのかなあ。支払ってる私が上位にいるみたいな空気になっちゃってね。私が偉そうにしたわけではなくて、彼女が私に気を遣いだした。それで、私は余計なことしちゃったんだなーって悟ったんだ。話は戻るけどこの日。彼女とは４時間半くらい過ごした。ゆっくりお酒呑みながら、軽く食事しながら。お酒も自分のペースで呑んで、いろんな事話せた。楽しかった。すっごく。ほんとお互い色々話したよ。最後には調子乗って、気に入ったオトコがいたらどうやって落とすか・・なんて手の内明かしっこ！落とすなんてそんなカッコイイもんじゃないか。訂正します。どうやって伝えるかとかそんなカワイイもんです。皆さんこれ位で許してください。久々に充実した時間だった。前にもネットで知り合った女の子と親しくなったけど、結局すぐに会わなくなっちゃったんだ。対等になれなかったっていうか、彼女は私に頼ってばっかりで私は頼られてばっかりで。適度に距離を保って、頼る時もあれば頼られる時もある。そういう大人みたいなクールな付き合いが心地いい。これからもずっとこんな関係が続けていけたらいいな。 2001/04/19(木曜) [ 人の縁。物の縁。 ] 長く付き合ってるお客さん。まだ知り合って数ヶ月のお客さん。親しいお客さんって『期間』は関係ないよね。確かに長く知ってると、それだけ親しくなる確率も高いけどね。でもこの会社を始めてまだ２年目だけど、『一生何だかんだとお付合いしていけたらいいなあ』って思うお客さんが数人、出来たもん。最近。そのお客さんたちは『とにかくお酒はみんなで楽しく飲もう！』って人たちなんだ。その精神が私は好きだし、気が合うの。不思議な関係っていうか、お客さんであってお客さんでない・・・そんな感じかなあ。会う時の気持ちは「幼なじみに会う」みたいなんだ。仕事として私は彼らに接する。もちろん一生懸命やるよ。そして彼らもお客さんとして楽しんで、きっちりとお金も払ってくれる。外から見ればお金を介した関係なんだけどね。でもね、人間対人間っていうのかなあ。私とは人として付き合ってくれるの。そして私もそう付き合ってるし。そうやって大切な人間に出会えるこの仕事が大好き。それに自分の運命にも感謝してるよ。『縁』ってすごく信じてるんだよね、私。何かひとつでも違ったら、出会うこともなかった。お客さんでも友達でも。（だから２度も結婚しちゃったってワケじゃないんだよ。）まあ、これは物にもいえる事だけどね。もしかしたらもう二度と会う事はないかも知れない人でも、お互いの人生の中で、接点が確かに一度でもあったという事はすごい偶然だと思ってるの。地球上のすべての人間と知り合う事は出来ないもん。生きてる間に知り合える人数なんてて限られてるよね。だから知り合う確率ってすごいよね。だから今、こうやって知り合った人たち。友達になった人たち。私とは何かしらの縁があったんだと思うの。だから大切にしたい。たとえ、ネット上でしか知らない人でも、こんなに数あるサイトの中で知り合ったんだし、本当にありがとうと思う。何だか今日は私、マジメだね。でも日頃からいつも感じてることなの。これからも私をよろしくね。 2001/04/17(火曜) [ 歌舞伎町にて。 ] 今日は前々から気になっていた、『名簿図書館』ってトコロへスタッフの上原君と行ってみた。そこは新橋にあるんだけどね、よくテレビに取り上げられるんだよね。以前何かで読んだけど「そこに行って自分のデータを探したら、生年月日をはじめ住所や電話番号・恋人の有無・趣味など怖くなるほど情報が出てきてしまう・・・。」らしいんだよね。こういう所で名簿を買って、みんなＤＭを送ってるらしい。だからうちも営業活動に使えるかな？と思って行く事にしたんだけど、本当はほとんど興味本位だったんだよ。普通の雑居ビルにあって、階段で３階へ。中に入ると一人１０００円徴収されるの。そして荷物やカバンは没収・・っていうかお預かりしますって言われて、そこに預けなきゃならないのね。中はね、思ったより狭い。一応、奥にイスとテーブルがあって図書館って感じだけど、何せ情報を一件あたりいくらで売ってるワケでしょ？だからメモったり携帯で会話するのも絶対禁止らしい。だから荷物持って入っちゃダメなの。自分の情報を探したけどナイ。実は私、改名してるの。だから無いのも当然かも・・。今の名前になって今年でまだ丸３年。自分の高校の名簿もないよ？私立から都立・全国の県立のまであるのに・・。廃校になっちゃったからかなあ。悲しい。それでね、すごいの。名簿のジャンル分けが。でね、閲覧は自由だから色々見てみた。すると『社長令嬢名簿』でしょ。『高額所得者名簿』でしょ。『平成１０年生まれの赤ちゃん地域別名簿』でしょ。。。他にも『ブラックリスト』とかあって、中を見たら名前と住所と電話番号・年齢・いつ、いくらの買い物して、何回支払って、いくら未払いでひっかけたかって載ってた。それがね、結構安い金額なのに引っ掛けてる人が多いの。三千いくらとかね。不思議だよね。あと笑っちゃうのが、『ねるとんパーティー参加者名簿』とか『カラオケボックス頻繁利用者名簿』とか『アダルトグッズ通販利用者』『恋人募集中の者』『高級下着購入者』『有閑マダム』『ゴルフ会員』『車にお金をかける人の名簿』などなどなど。中身は見なかったけどね、ねるとん参加者や恋人募集中とかに載ってたらいやだなあ。ねるとんは過去一回しか参加したことないから載ってはいないだろうけどね。そうそう、『宅配ＡＶ購入者』ってのもあって笑えた。上原君の名前が出てきたら悪いので見なかったよ♪ 私が「思ったより名簿が少ないし情報もないね。」って言ったら上原君が「ここにあるのは一部でしょう。他の場所にもあるだろうし、閲覧できるものは大した事ないはずですよ。ほとんどはコンピューターに入っていて、検索してもらわないと細かいのは出てきませんよ。」って言われたの。・・ということは私のも探せばあるのかな。すごい気になったけど、今度ホームページから検索しようと考えて早々引き揚げた。その後は私の高校の同級生であり、ランパブ時代からずっと指名で通ってくれてる、現在もうちのお得意さんの男の子を呼んで上原君と共に３人で飲みに行った。３人で飲んでいると８時過ぎに携帯が鳴ったの。その電話の主は、ショークラブ・エルセーヌで一緒に働いていた元マネージャーだったの。その人は私がお水をあがった後も、妹が現在も働くキャバクラで妹と一緒に働いて、その後も引き抜きで他のキャバクラへ行ったりしてたのね。それが先週いきなり電話があって「自分でお店を出した。」って言うの。それで女の子が足りないからうちの女の子を譲ってくれって。いくら何でもそりゃ出来ないよーーー。でもね、一度お店に行くよって約束してたからね。この電話で今日、顔出す事に急に決めた。一緒に連れて行こうと思って同級生を誘ったけど、どうやら元々他のお店へ行く予定でいたらしく、エクストリーム系のランパブへ行ってしまったので、仕方なく上原君だけは引っ張って行った。場所は歌舞伎町の飲み屋街の一番中心地。いい場所だなあ。すごいなあ。車は私がシラフだから私の運転で行ったんだけど、私テンション高い。自分でわかるもん。何でかな？いつもシラフなのにそうは見られないのには慣れてるけど、今日はもっとハイテンションだよ。外階段上がってお店の入り口。見覚えのある後ろ姿。マネージャーみーっけ！！って思いっきり浣腸してやった。やっぱり今日の私はヘンだ。浣腸なんて人にやったの、生まれてきてこれまで２～３度。しかもみんな子供のときだよ。基本的にそういう品のないことはしない人間なはずなのに今日は挨拶代わりにやってしまった。それも久しぶりに会ったはずの人間に。他人なのに。彼氏や家族じゃないヒトに。お店に入ったのは夜１０時過ぎ。そんなに広くないけど混んでる。女の子を見回すと知ってる子がいたよ。マネージャーの中にも知ってる子がいた。こういう業界ってお店を移ったり紹介してもらうのってだいたい横のつながりなんだよね。知ってる顔がいて安心した。このお店は居抜きで入ったらしいんだけどね、すごいんだよ。店内のソファーやテーブルはもちろん、グラスや灰皿までも残っていたんだって。それでね、看板を作るのって何十万もかかるからってお店の名前はそのままにして、看板も壁のロゴもそのまま使ってるらしい。綺麗な店内だし、よかったねえ。「用意したのはお酒だけで済んだ。」って言ってた。ほんとこんな一等地で、まして最初に色々揃ってて運がいいね。でも私には怖くてお店の経営は出来ないなあ。そりゃあね、お水の人って自分のお店を持ってみたいって思うのが普通っていうか皆夢見たりしてるよね。私だって憧れてるよ。でもお客さんが入らなかろうが女の子へのお給料はバンバン出ていくし、とにかくいい女の子を揃えないといけないもんね。やっぱり女の子の質が求められる。それを集めるのって大変だもんね。でもこのマネージャー、私と似てるとこがあって、楽天家なんだよね。オープンしちゃえば何とかなるだろうーって思って、あまり準備もせず女の子も足りないまま見切り発車しちゃったんだって。頑張ってほしいなあ。知ってる人だし、同じ様に経営者なワケだから、是非成功してほしいよ。自分の周りのヒトには幸せになってほしいよね。ホント。 2001/04/14(土曜) [ お客さんと旅行。 ] 先日、チャットというものをやってみました。生まれて二度目です。一度目は妹が利用してる所にお邪魔しました。今回、二度目の体験はススキノの一美さんの所です！夜中にサイトへ遊びに行ったところ、トップページに「只今３名来店中。」と出ていたの。私は昼間しか一美さんの所へ行った事がないのでビックリ。これなんだろう・・？？って覗いてみたの。そしたら『１名が覗いています。』『３名はそれを無視しています。』って出たから小心者の私はかなり『ドッキーン！』としてしまって、私は今、見・・見られている！！って焦ってしまって、つい入店してしまいました！！そこで一美さんと色々楽しい会話をして、あっという間に朝。その時に出た話なんだけど、一美さんリクエストの『心が温かくなるお客様のお話』を今回書きます。果たして温かくなるかな？わかんないけど。私がショークラブで踊っていた頃の話です。そのお客様はお医者さん。診療所をやってます。とても優しくてあったかくて、スケベな話さえも全然しない人なんだ。ある日、その先生が「僕のお姉さんなんだ。」と女性を連れて来たの。キャバクラに、だよ。そのお姉さんは豪快な人でサバサバしていて私とよく似てるの。それで私、お姉さんともすぐに仲良くなってしまったの。するとお姉さんは私に「ねえ、あなたうちの社員旅行に一緒にいらっしゃいよ！」と誘ってきたのね。「何処へ行くんですか？」って訊いたら「北海道。」って言うの。「きゃー行きたいなあ！いいなあ！」って答えると先生も乗ってきて「もちろんタダでいいからおいでよ！本当に来る？！」って訊いてきたの。うーん。どうしよう！？先生とお姉さんとだったら是非行きたいなあ。でもお休み取れるかな。この時私はショーメンバーだったから、月に４日しか休みを貰えないの。まして３泊４日のその旅行へ行くとなると、４日休むのでその後はほぼ1ヶ月休みナシになるの。しばらく迷ったけどせっかく誘ってくれているし、先生やお姉さんとの旅行ならすごく行きたいなと思ったの。だからその場でマネージャーを呼んでお休みの許可を貰って、一緒に行く事にしたの。先生もお姉さんも、そんな私をとっても喜んでくれた。当日。竹芝から船に乗ったの。船に乗って出発までかなり時間があったんだけど、乗った途端に酒盛りが始まって、出発する頃にはもうみんなイイ気持ち。メンバーは私とお姉さん（のちにお姉さんではなくて看護婦さんだという事を教えてもらった。）・受付の女の子（２０才ちょっと）・５０代くらい？の看護婦さん・お掃除のお婆ちゃんの女性陣５名と、先生・薬品会社の人二人（私と同じ位の子と３０代後半かな？の人）男性人３名の計８人。もちろん男女は別々の部屋ね。酒盛りは延々続いたよ。もちろん私はずーっとウーロン茶だったけど。そして次の日の朝。私と先生以外はみんな死んでた。船酔い＆二日酔い。朝ゴハンも入らなかったみたい。私はモリモリ食べてたけど。その日は丸々一日船上だからね。今まで生きてきてこんなに時間を持て余したのは初めて。なーんもやる事ないの。携帯ももちろん電波届かないしね。ゲーセンはちょろっとゲーム機があるだけだし、ビデオテープ借りてきて先生と観たけど、それも２時間で終わっちゃって。明け方ね、出航してから７時間も経ったしそろそろ茨城あたりだろーって船の現在地の表示を見に行って愕然だよ。まだ千葉だよ。太平洋に出てないんだよ。やっぱり北海道って遠いんだなあーって思った。元々乗り物酔いしやすいからＣＤ聴いたりして気を紛らわせていたけど、本当に辛くなったらその度にお風呂に走ったの。お風呂に入って一生懸命に体をゴシゴシ洗うと、神経がそっちに集中するから気持ち悪いのを忘れるの。ほんと何回お風呂に入ったかなーって感じ。体ぴっかぴかだよ。真っ昼間っからお風呂入ってる人なんて、誰もいないから貸し切りだったしね。そうやって頑張って吐かない様にしてたのに、２泊目の朝のこと。結構気分が悪かったけど頑張って起きて、コンタクトを入れるのと洗顔の為に洗面所へ。部屋を出て洗面所に向う私の正面から小学生らしき男の子が足早にやって来て、すれ違いざまにゲロゲロー！！って。私の真横だじょ！！？？私ビックリして反射的に横にぴょーんって跳ねちゃったから、ゲロかからなかったけど。気分はブル～だよ・・・。朝からゲロ。でもその直後の朝ご飯もしっかり食べれちゃう自分が悲しい。３泊４日の２泊は船だったの。だから３日目にはいよいよ北海道に着いた。周りの人が言うには今回はあわただしい観光だって言ってたけど、私は楽しかった。何を見てもどこへ行っても。やっぱりね、何日も一緒に寝泊りすると家族みたいになるね。お互い気取ってられないもの。だからすっかり家族だよ。私も完全に素だったよ。家族といるのと一緒。お客様と行った旅行は後にも先にもそれ一回だな。でもね、実はその後。私は体調が悪くなったり風邪ひいたりするとその先生の所へ行くんだ。車で３０分もかからないの。去年、初めて通院したんだけどね。それ以来、子供も私もお世話になってます。そうそう、一緒に北海道へ行った受付の女の子。実はこの子も元お水らしいの。彼女も先生が飲みに行っていたお店にいた子で、お水をあがって昼の仕事をしたいと言っていたら、先生がうちで働きなさいって雇ってくれたんだって。ほんと面倒見がいいんだよね。旅行行ってからもう４年半経つけど、診察に訪れるとあの時のメンバーが迎えてくれて嬉しい。受付の子は変わっちゃったけど。 2001/04/13(金曜)

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