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香奈の日記
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[ 一歩ずつ焦らずいくよ。 ]
先日、新規のお客様からいきなり「女の子の写真が見たい。」と問い合わせが来たんだ。
上場会社の会長さん他を接待する為に、今どこのコンパニオン派遣会社を利用しようか迷っているんだって。今まで利用していた派遣会社は飽きたし融通が利かないので、うちはどうか?と訊かれたの。

基本的に女の子の写真公開はしていないんだ。そういうのを嫌がる子ばかりだからね。それで写真公開は出来ないと丁寧にお断りしたんだけど、よく考えてみればお客さん側だってどんな質の子たちがいるのかやっぱり見てみないと怖いよね。

それで、「それなら特別にほんの数枚であればお見せしますよ。」と返事して、事務所に来て頂いたんだ。

だいたい、写真を見て断られる事は絶対にないと自信があったし、もしお客様が気に入ってくれれば長いお付き合いになるかも知れない。だからお互いに相手を見てお話した方が安心だし良いとも思ったんだ。

その方のお話では、他社のコンパニオン会社は何処でも「どんなに盛り上がっていようが夜11時きっかりで引き揚げられてしまう。」らしい。そこが一番ツライんだって。

確かにね。食事して2次会のカラオケへ移動して、やっと砕けた雰囲気になって盛り上がってきているのに、その彼の携帯電話に「困りますよ、○○さん!もう11時すぎてるんですから!早く帰して下さい!!」と派遣会社からバンバン電話が入って・・会長さんに向かって「すみません。もう女の子たちは帰るんですよ・・。」なんて言いにくいよね。

でもね、それにはちゃんと理由があるんだって。他所の派遣会社はもっと大きいから、昼間は司会やナレーターコンパニオンなどを掛け持ちでさせている所がほとんどなので、遅い時間までの宴会は次の日の仕事に響くから、だから厳しいらしいんだ。

うちは夜の宴会だけに力入れてるからね、(ある意味小規模な派遣会社だからね〜( ̄∀ ̄)女の子の時間が都合さえつけば最悪、朝までお付き合いできる。実際に盛り上がればだいたいそうなるもんね。

それで、彼は本日中に検討しますと言い残して帰って行ったんだ。

多分利用をしてくれるだろうと思う反面、もしこれで断られたらショック( ̄□ ̄;)だなあとも思って電話が入るまでソワソワしちゃった。

そうしたら数時間後に正式に利用の電話が入ってひと安心。。。

そして次の日行って来ましたよ、仕事に。
料亭みたいな所で会席料理を3時間かけて一緒にご馳走になって
(⌒▽⌒)、カラオケボックスへ移動!結局初めてのご利用で5時間半だった!!

日本のお偉いさん方+その会社の噂の会長さんたちが相手だからすっごい緊張したよ〜!!いつも仕事には一生懸命で全力投球だけど、今回は精神的に余計キタよ。

それでね、その会長さんのお相手を結構長い時間させてもらったんだけど、ある話を持ちかけられたんだ。

本日ここにいらっしゃる様な、日本を動かしているお偉いさん方に女の子を斡旋してもらえないかと。
会長さんには日本のトップともいえる方たちとの付き合いが多くて、そのトップの方たちはヘタに女遊びが出来ない。本当はしたいけど、スキャンダルになるしね。

だから、オレと組まないかと。
お金のやり取りをすれば売春になってしまうから、女の子たちには「実力者たちと知り合いになれるから。」って事で相手をしてもらう。君だって商売ではなく「そういう方たちと親しくなれれば会社にとっても大きな利益になるだろう。」って言うんだ。

う〜ん。。。。
今までこういう話、何度か言われてきたんだよね、お客さんたちから。
でもね、それなら始めからホテトルやってる。

10歳以上年上の友達で、都心で長年ホテトルをやって来た人がいるから、それなら始めからその人に色々アドバイスしてもらってやってるよ。やる気ならね。

でも何か違うんだよなぁ。
確かにこの正統派?コンパニオンよりずーっと需要もあって、すごい儲かるのはわかってるんだ。固定客さえつけば面白い程儲かるって。
でも結局は法に触れるしね、長くは出来ないしね。

私は自分が唯一自信を持っている、この接客術を仕事として成功させたい。
私、他には人より秀でているものがないんだよ。
だから人に負けないよと思うのは、この人なつこさと明るさだけなんだ。

もっと割り切れていたら、お水時代にパパかなんかみつけてマンション買って貰ったり、今ごろお店の一軒でも持たせて貰っていたかも知れない。

でもそういうのは向いてないんだ。

それにね、私は体を重ねれば情が移りやすいんだ。
だからセックスを、何かを得る為の手段として使ったりなんて出来ない。

さっきの様な話を持ってくるお客様からは、必ず言われる事があるんだ。
「こんなチビチビと細々と女の子の宴会派遣をやっていたって、たかが知れてるよ。そんなの悪いけど、一生かかったって大してお金残せないよ。それならここは経営者として割り切って自分たちと組めば、何億ものお金が動くし残せるんだよ。」

確かにどど〜んと儲かったらいいなあと思う。
私が育った池袋の土地、今は立体駐車場になってるけど家族で暮らしていたその土地を買い取ってビルを建てるのが私の夢だよ。

でも、私は私の得意で大好きな事をやって、コツコツこつこつ頑張っていきたいんだ。結果的にお金持ちになれなかったとしても。
2001/07/25(水曜) 晴れ


[ A.I 観た! ]
先週の土曜日、観てきたよ。A.I。
予告で泣いたので、ワクワクしながら行ったんだ。ちゃんと泣く為のタオル握り締めて。

よかった事はよかったよ!それにワンワン泣いたし!!
でも、もっとロボットの少年と母との強い絆が描かれていたらなーというのが正直な感想。愛情をインプットされたから母親に深い愛情を持ったのはわかるけど、もっと二人のかかわりあいを長く見せて欲しかったなあと思う。 

それなのに、結構あっけなく捨てられてしまって・・・。

自分は捨てられたのに、その母に対して何千年もの間、ロボットの少年がまっすぐな愛情を持っていたのは泣けたけど、あれは子役の子の演技力の凄さで泣けたんだと思うんだ。

公開前の予告があまりにもよかった。以上が私の感想です。
だいたい、予告がすっごいイイと本編はそうでもない・・パターンが多いかも。

一番そう思ったのは『マイ・フレンド・フォーエバー』。

エイズにかかった友人をいじめから守る予告がすごいよくて泣けたから観たけど、何だかあっけなくエイズの子が亡くなってしまって、こんな映画の真中で死んじゃうの??って思った。その後も何だか感動できる内容ではなかった。友人たちが淡々としすぎていて。

あと、『バックドラフト』もそうだった。

というか、最初の15分位でオイオイ泣いてしまった。でもその後は全然よくなかった・・。

今までで一番感動して、観終わってからも心にズシンと残った映画は、『遠い夜明け』というノンフィクションの黒人差別の映画。
黒人を殺したり虐げるのは白人だった。でも、命を懸けてその黒人を守ったのも白人だったんだよね。

それと、『デッド・アゲイン』という映画。
輪廻転生ものなんだけど、死んでしまっても、時間を超えてずっと人を愛するというか・・・。過去と現在が交錯するんだけど、テンポが良くて一気に最後まで見入ってしまう。サスペンス色が濃い、恋愛モノかな。
大好きな人と観るのがお薦めだね。自分はここまで深く愛せるかな。それに、ここまで愛されたいな・・なんてね。

そんなに映画をたくさん観てる訳じゃないから、ちょっと偉そうだったかな?でも、映画観るのっていいよね。久々に観たけど、こうやってたまには時間作って観に行こうっと。
2001/07/21(土曜) 晴れ


[ 金魚というお店。 ]
先日は急に忙しかった。いいことだね!

例えばね。この前の金曜日。

その日は新橋のカラオケボックスで仕事だったんだ。
お客さん9名に女の子2名呼ばれていたので、私ともう一人の女の子で行ったの。仕事は夜8時から2時間。

幹事さんはね、以前うちを利用してくれた同僚の方から「すっごいヨカッタぞ!」と聞いて、利用してくれたの。

それでね、実はこの日の午後「今夜利用したい。」という当日派遣の電話が入ったんだ。しかも開始時刻は夜の11時。普段ならお断りする事が多い時間。

当日でも女の子さえ手配出来れば引き受けてるのね。でも今日は金曜日。まして開始は遅い。それに初めてのご利用の方だからやっぱり私が同行したい。結局「私もコンパニオンとして一緒に伺いますがそれでもよろしければ・・。」と電話したんだ。

すると相手の方は私の年齢を聞き、「若く見えますか?」と言いにくそうに訊いてきたので「それは大丈夫だと思います。」と答えたの。

どうやら社長さんの接待で、あの電話の方は何とか接待を成功させたいと強く思っているようだったので、任せてくださいと引き受けたんだ。

1件目の新橋の仕事が終わって車に戻ったのが10時20分頃。そこから急いで新宿へ向かったの。ヒル○ンホテルの地下のカラオケのあるお店が待ち合わせ場所。

カラオケといってもすごいお店。本来は飲食店なんだろうけど、個室に仕切ってあってカラオケルームになっていた。料理も美味しかった。
社長さんは楽しくていい人。すぐに盛り上がる事が出来てホッとした。

そして話の流れで『おなべクラブ』へ連れて行って貰える事になった。
歌舞伎町の有名なお店。テレビにもよく出てる。お仕事なのに連れてってもらえるなんて嬉しいなあ。喜んでタクシーに乗って向かったらお休みだった・・。

すると社長さんはどこに行きたいか訊いてきた。どこがいいかな。少し考えて私は「オカマバーに行きたいです。」と答えると、「よし!おかまバーではないけど、ショークラブに連れて行ってやる。」と言ってまたそこからタクシーで六本木に移動!!

ショークラブといえばそのお店というくらいの有名店。でも、行った事はない。高そうだし。私もショーの有名なキャバクラにいたけど、本格的なショーは見た事がないからワクワク。

入り口から中に入って、赤いライトに照らされた螺旋階段を昇ると店内だった。
以外にこぢんまりしてた。でもこの狭さがまたいいね。
本日の最後のショーは午前1時半から。時計を覗くとちょうど間に合ったみたいだった。席に着くとすぐに暗くなってショーが始まった。

すっごい。
もうそれしか言えないよ。

12人の人たちが踊るんだけど、キレイな女性、素敵な男性、
魅惑的なニューハーフの方たちが代わるがわる踊る。
舞台の設備もすごい。仕掛けや動きがショーをより盛り上げる。
衣装は着物が多い。踊ると洋服よりもキレイに見える。布がなびいて。

数メートルの天井の上に踊り子さんがクレーンで吊るされて消えていったり、ひな壇の舞台がせり上がると下から牢屋が出てきたり、舞台の側面がいきなり開いて踊り子さんが登場したり・・・。

感心したのは客席を巻き込むのが上手なこと。
休みナシのショーがなんと1時間半もやるのね。
だからヘタしたらダレてくるお客さんもいるかもしれない。
だからショーにちゃんと強弱があって、お客さんを半参加させたり、客席に少し雨を降らせたり・・・。

しかし1時間半も激しく休みなく踊るなんて、踊り子さんたちのスタミナはすごいよね。

これを見たくてわざわざ東京へ来る人も多いんだって。わかるよ。もう一度見たくなる。例えば同じ内容のショーでもまた見たい。高くても自分のお金でまた来たい。

ショーの後、その店の看板俳優のお兄さんが席に来てくれた。社長さんとはもう4年の付き合いらしいんだ。普通に自分たちだけでこのお店に来ていたら、このお兄さんとも話せないんだろうなあ。すごいなあ。

そのお店が閉店したのがもう朝。
すると向かい側のお店に移動。先ほどの踊り子さんだった女性2人とお兄さんも一緒に食事した。

何かに燃えてる人たちってかっこいい。話をしていて元気をもらえた。
とても充実した時間だったよ。

この日のご利用は7時間。×2名。
売上もすごかったけど、それよりもこんなに楽しませてもらっちゃって仕事。
いいのかなあ。本当に。
女の子もよくぞ朝6時半まで付き合ってくれた。ありがたい。

そして帰宅は朝7時半。
いつもは7時に起床なので、子供を急いで起こして学校へ行かせましたよん。
結局、27時間起きていた!けど充実した日だった。
2001/07/01(日曜) 晴れ

My Diary Version 1.21
[ 管理者:香奈 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]