1681 短大が中国人留学生を違法送還 |
今日、『東方時報』という中国語新聞の記事の日本語訳が入手できた。実は、TAEでも独自に調査を進めていたものである。以下、掲載する。
「中京短期大学は2名の中国人学生を違法送還
今年の2月7日、中京短期大学の中国人留学生C、とKは別々に呼び出され、学校側との個別面談が行われた。学校側は、彼らが茶髪にしたのは学校に悪い影響を与えた、という理由で、CとKを除籍にしようとしていた。5〜6名の教師対一人の中国人留学生という形で面談は行われ、それぞれ「退学願書」にサインさせた。また、学校側は留学生ビザ審査という名目で彼らのパスポートを学校に預けさせた。この件の責任者は前学生部長だった。2月14日は学生が学校にもどってくる日だった。CとKが学校に着くとすぐに、前学生部長はじめ12名の教師たちは彼らを囲んで、飛行機のチケットを用意したと言いながら彼らを中国へ送還しようとした。しかし、CとKは断固拒否した。かれらは荷物は家に置いてあるし、住んでいるところも大家さんに返却していないので今すぐに帰国は無理だと言い返した。前学生部長は、あなたたちは帰国したくなくても、帰れ、そうしないと警察を呼んできて手錠をかけて強制帰国させる、と言った。その後、12名の教師はCとKを別々に2台ワゴン車に押し込み、名古屋空港まで送った。飛行機の搭乗口で教師たちはようやくパスポートとチケットをかれらに渡した。この二人の留学生は山東省済南人。学校側がかれらに渡した飛行機のチケットは上海まで。上海には親戚も知人もいないかれらは上海でルンペン同様になってしまった。10数人の中国人留学生は名古屋空港まで行ってかれらを送還しないよう学校側にお願いしたが前学生部長らに拒否された。中国人留学生の話によると、中京短期大学は長期的に中国人留学生のパスポートと高校卒業証明書を差し押さえ、しかも留学生一人当り15万円の文部省奨学金を中国人留学生に渡さなかった。C、Kは留学生の代表としてこの問題について学校側と交渉していた。中国領事館の交渉を経て、ようやく中京短期大学側は、中国人留学生のパスポートと高校卒業証明書を留学生たちに返還していた。また中国人留学生によると、おおぜいの留学生は中京短期大学から離れ別の大学に移るのに対して、学校側は留学生をとどめる手段として学生のパスポートと卒業証明書をおさえていたという。」(翻訳、了)
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