kanazawa
の
Vine Linux
を2.5にアップデートした。
BIOS設定でCD-ROMからのブートを可とすると、
ATAPI DVD-RAMドライブに入れたCD-ROMからブートできるので、
Linux Japan
2002年7月(最終)号の付録CD-ROM1からブートして、
インストーラを立ち上げる。
言語・キーボード・マウスを設定し、
既存Vineのアップグレードを選択して、
既存システムのルートパーティションを教えればあとはすんなり
……とはいかない。
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パーティションないぞ:
まずは/homeのデバイスがないぞ、ということで、
立ち上げ時にpci=reverseをカーネルに与えるのを忘れていた。
あ、このカーネルは2.4だからide=reverseだ。
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こけ:
さて、既存のファイルシステムツリーが認識されれば、
あとはパッケージを更新していくだけ……のはずが1回異常終了。
まぁそういうこともあるのでそんなときはまたインストーラを立ち上げてね、
てなことで2回目でアップグレード終了。
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LILO:
アップグレード時にブートローダを設定しておらず、
今までのフロッピーではLILOがLIで止まってしまう。
てなわけでもう一度CD-ROMからlinux rescue ide=reverseで起動し、
/mnt/sysimageだかの下に本来のファイルシステムツリーがマウントされてるので、
そこにchrootした上で、
いつも通りにFD上のlilo.confをviで編集しliloを実行しFDのLILOを更新す。
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X:
さて、更新されたVine2.5を起動し、
ログインに成功したところでおもむろにstartx。
execveに失敗。
/etc/X11/Xのシンボリックリンク先がなかった。
Xconfiguratorを実行すると /etc/X11/X -> /usr/X11R6/bin/XFree86
のリンクが設定された。
これでstartxするとXの初期画面が出るが、
やがて勝手にコンソールに戻ってしまう。
~/.wm_style を変更してGnomeではなくWindowMakerが立ち上がるようにすると、
背景やメニューなどが設定された状態になるのだが、
ボタンやメニューでemacsやktermがさっぱり起動してくれない。
rxvtは起動したので、コマンドラインから起動しようとしたら、
みんなSEGVを起こしていた。
おそらくgnome-sessionもSEGVしてたのだろう。
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RPMアップデート:
Vine 2.5のアップデートが
Linux Magazine
2002年9月号付録CD-ROM 2に収録されていたので、
rpm -Fvh *.rpm する。
依存関係の警告が発生するので、--nodeps --forceで実行。
しかし、途中で停止してしまう。
仮想コンソールの切り替えはできるので、
別のコンソールからkill -KILLで強制終了した。
まぁとりあえず、~/.wm_style を元に戻してGnomeが立ち上がり、
ktermやemacs、mozillaなども起動するようになった。
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ネットワーク:
当初ifconfigしてみると、loだけでeth0が上がってなかったのだが、
/etc/rc.d/init.dやら/etc/sysconfig/networkやらいろいろ見ては再起動しているうちに、
いつの魔にやらeth0も上がるようになった。
要はmodprobe neしてifcfg-eth0しているのだが、
起動時にどこでmodprobeしているのかは私には依然として謎である。
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w3m:
おっ、
w3m
、kterm上でインライン画像表示できるやつになってますよ。
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残る問題:
インストールされたカーネル2.4で起動するとなぜかフリーズする。
これが本格的なフリーズらしくVT切り替えもCtrl-Alt-Delも効かない。
仕方なくリセットボタンを押すと、
次の起動でfsckがかかるばかりか、必ず不整合が発見されて、
手動でfsckしろとなるので面倒だ。
あとは些細なことだが、mozillaの半角英数フォントで一部荒いところがあり、
それがPreferencesのFontメニューでどこを設定すればいいのか不明。