WotCのRaceシリーズ第4弾。 A4、ハードカバー、158pの$29.95。 今回のメイン種族はDragonborn、Spellscales、Kobolds、Dragon-Desecended…
■種族■ ●Dragonborn 正確にはDragonborn of Bahamut。 善竜の神Bahamutくんよりスカウトとされたキャラが以前の種族よりトランスフォームしてDragonbornになる。 レベルは以前のものを引き継ぎ、レベルアジャストメントはなし。 TypeやSize、AbiltyModifierは以前の種族のものも引き継ぐし、純粋な種族というよりはテンプレート的なモノと考えたほうがよさげ。 ●Spellscales ソーサラー同士のカップルやすごいソーサラーの片親から突然変異的?に誕生するっぽい種族。 Cha+2のCon-2でFavordClassはSorcerer。Blood-Quickeningという変な能力があり、毎朝1時間瞑想すると任意のDragon神格と関連した能力が使える。 ●Kobolds パス。好きに生きろ。 ●Dragon-Desecended Half-dragonテンプレートとDraconomicon掲載のDraconicテンプレート適用キャラをまとめて紹介している。
■PrestigeClass■ ●Disciple of the Eye Dragonblood Subtypeの種族のみ成れるMonk系クラス。視覚系が強化され5lv目にはBlindsence30ft.が入るけど正直あまり面白い能力はない。 ●Dracolexi 力ある言葉に特化したClass。SwiftActionで発動するDraconicWordを憶えたり、PowerWord系呪文、LanguageDependantSpellが追加されたり。1stLvでSpell/dayがあがらないのが残念。 ●Dragon Devotee Dragon化していくClass。3lv目でSorcererとしてのSpellcasting能力を0からでも+1lvという前例のないSpellcasting能力あり。爪が生えたり能力値があがったり。 ・・・あれ?DragonDiscipleの立場は? ●Dragonheart Mage Breath能力とDraconicFeatをゲットしていくSpellcasting系Class。例によって1stLvと5thLvではSpells/dayが上がらないのが残念。 ●Singer of Concordance 名前だけ見るとBird系クラスっぽいけど、実はDivine系クラス。信仰する神格はIO限定。 Spheres of Concordanceの能力をちょこちょこ引き出していく能力多数。毎Lv、spellcasting能力が上がるのが偉い。
■Feat■ Dragon能力再現系Feat、Draconomiconから再録のDraconicFeat。 個人的注目はSorcerer系Spellcasting能力を強化するFeat群で Metamagicを普通のCastingTimeで使えるようにする「AccelerateMetamagic」。 1lv下のSpellslotを2つ使ってSpellを使う「VersatileSpellcaster」などが使いやすそう。
■Spell■ 全体的にボリューム少なめ。PowerWord系がずいぶん増えた。 SorcererのみSpellList追加(Wizはダメ)の呪文やクロスボウを自動リロードするGhostlyReloadなど、ソーサラーの使い勝手向上が見込まれます。
■MagicItem■ 正直「これは!!」というアイテムなし。 Activationなど項目別になっている新記述形式になっている。
■Appendix■ Draconic辞典とDragonDeities。
■総論■ 新種族2種類にモンスター種族1種類とテンプレート・・・。 微妙だがPHBに載ってる種族はシリーズ3作でフォローしてるのでま、しょうがないか。 かなりピーキーな作りで、全体的にDragon寄り(当たり前)でSorcerer寄り。 Draconomiconとかぶるネタが多いのがちょっと残念。 ただ全国のDragonDisciple使いにとっては、妄想を膨らませたり、ゲンナリしたりといろいろな楽しみかたができるのは請け合いです。 |