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1 (N)PCさん(・∀・)イイ!!:03/02/08 19:09

むかし書いたレビューを保存しておくスレ。

2 NPCさん:03/02/08 19:10
Hammer & Helmレビュー。

GreenRoninによるRaces of Renownシリーズ第一作。
DragonのEditorでもあるJesse Deckerによる一作。
A4、111pの$19.95。

第1章はDwarf Characterを使う上でのガイド。
典型的なDwarf像や基本クラスでのDwarf像、通常とは違うドワーフ種族設定、ドワーフの神様設定など。

第2章はFeat。
自分の血脈に伝わる異世界の力をあらわすBloodgift FeatsやBonding Featsというのが追加。Creature TypeがFeyになったりSubtypeがFireになったりと結構人外魔境。
また特定のSchoolのSpellを1個つぶすことで特殊能力を発揮するSpell Channeling Featsなんてのも加わった。
General FeatsはSorcererのSpellをCHA以外の能力値で使えるようになるStonebone Sorceryとか、意外と呪文系が多め?
呪文系以外だと、10ftの助走なしでOverrunできるBoar's Charge。
TripやBullrushなどへの抵抗に+4されるLow to the Ground。
などなど、いかにもDwarfといったFeatがチラホラ。
全部で50以上のFeatがあるものの、同系統別バージョンといったFeatが多く正直あまり多くは感じない。

第3章はPrestige Class
全部で16のPrestige Classが追加。
・Acolyte if the Crystal Path:レベルと共に体がクリスタルに近づいていくMonk系クラス。
・Cavern Strider:Climbスピードを持ち最終的には天井でも歩く。5Lvまで。
・Cavernsgaarder:集団戦闘に優れたクラス。最短2Lv目から転職可能な3Lvまでの簡易クラス。
・Clanheart Disiciple:Bloodgift(Feat)によって特殊な能力を得るスペルキャスタークラス。5Lvまで。
・Gemsribe:宝石にメタマジックの能力を付与して、呪文に追加して使用できるスペルキャスタークラス。5Lvまで。
・Immolated:Fire subtype専用の燃えるクラス。炎系の能力を身につけていく。5Lvまで。
・Ironbound:鎧バカ。ACが上がったり、固い鎧を着たまま寝ても平気になったり、盾を二つ同時に使えるようになったり。
・Knight of the Black Forge:アンデッドの能力を身につけたナイト。
・Magesmith:アイテムクリエイション能力が高まっていく、前提となる魔法を持ってなくても作れるようになったり。
・Mountain's Fury Devotee:RageするとACが高くなったりWill Saveが強くなったりする。5Lvまで。
・Split Stone Defiler:Spilt StoneというDwarfの一族の魂がこもっているらしい石を使って魔法を強化したりする。5Lvまで。
・Stonehouund:洞窟内のプロっぽいクラス。Sneak Attackが増えてTrackが強化される。
・Stonesinger:BardicMusicみたいなStonsong能力を得ていくクラス。
・Stormhammer:Dwarven BattlehammerというExotic Weaponを使ってSmiteしたり、殴りつつTurnUndeadしたり。5Lvまで。
・Thunderthrower:手投げ武器マスター。最終的には投げられた武器を投げ返したり、カバー無視して投げたり。
・Tundrin:Cold subtype専用の凍れるクラス。氷系の能力を身につけていく。5Lvまで。
5Lvまでのクラスが多め。Druid系のクラスがないのが残念。

第4章はCreature
9種類のCreatureが紹介されている。Characterとして使う場合のECLなども表記されている。
何よりもロボ鎧っぽいThaneguardが気になって仕方ない。ちゃんと乗り方も書いてあるし・・・。

第5章は呪文
FeatをとるとSpell Listに追加されるClanheart Magicが1-9Lvまで1個ずつ。
Cleric Spellが6つ。
Druid Spellが7つ。
Paladin Spellが5つ。
Ranger Spellが6つ。
Sorcerer/Wizard Spellが24。
Cleric用の追加DomainがArmor/Construct/Fortitude/Stonehearth/Swordの5つ。

第6章は装備
新たに追加されたExotic Armorをはじめ、Exotic WeaponやSiege Engineなどがマニアックに追加され、当然、Magic Itemもたんまりと追加されている。
装着者とともにIron Golem化するGolem Plate。
相手の移動中のAoOで命中させると、相手の移動を封じるCross Guarded Weaponなどなど。

第7章はNPC
Dwarven FighterやForge Priestなど典型的なDwarfのNPCがDMGに乗っているNPC表のような感じで紹介されている。

総論としては「堅い! そしてごつい!」。
魔法やマジックアイテムの数々がことごとくあつくるしくも猛々しいドワーフテイスト溢れる一品にしあがっております。
Dwarf好きならば買って損は無いと思われ。
3 NPCさん:03/02/08 20:12
Wrath & Rageレビュー!!。

GreenRoninによるRaces of Renownシリーズ第二作。
A4、80pの$16.95。

第1章はOrcとHalfOrcをPCとして使う上でのガイド。
さりげなくOrcの年齢と加齢効果が追加されてます。
典型的OrcとHalfOrc像。基本クラスでのOrc&HalfOrc、通常とは違うオーク種族設定など。
関係ないけど、この章に載ってるエルフの首を3つぶらさげたオークのイラストカコ(・∀・)イイ!!
そしてFeyに捕まって、遊ばれてるオークのイラストカワ(・∀・)イイ!!

第2章はFeat。
Rageの使用回数を減らして別の効果をえる「Rage Channeling Feat」、
オークの主神である一つ目の神のクレリックのみ使えるMetamagic Featの“Eye”系Feat、
NPCとして出すモンスターの装備を充実させる「Monster Feat」などの新コンセプトの枠組みが追加。
General Featsは戦闘部族っぽく、戦闘時にLeadershipを発揮する感じのFeatや、なんでもごり押す感じのFeatが多い。
・Fullroundでウォークライして、自分のCohortとFollowerのAttackとDamageに+2Moraleボーナスを与える「Battle Shout」。
・飛び道具で、相手の呪文を妨害すると相手のConcentration Checkに-6ペナルティをあたえる「Distracting Shot」。
・DisableDeviceをDex修正のかわりにStr修正を使う「Bigger Hammmer」。
それ以外にもオークやゴブリン、バグベアーなど野蛮な種族(Savage Humanoidと表記)のみ取れるFeatとして
・脳みそに損傷を受けていてInt/Wis/Chaが軒並み下がりまくるかわりMindAffectingが無効になる「BrainDamage」(藁
・臭いで魔法のオーラをかんじとる「Nose for Magic」。
個人的には、蘇生によるレベルロスがなくなるという「Traveker on the Great Wheel」が気になって仕方ないYO!!

第3章はPrestige Class
Prestige Classは7つと少なめ。しかも微妙にR指定ぎみ(藁
・Bride of He-Who-Watches:オークの主神の花嫁となった純潔な乙女。敵軍のHeroに一騎討ちを挑めたり、SmiteGoodを得たりとほのかにパラディンっぽい。
・Cutthroat:ハーフオークの中でも人間に近い見た目をもつ者がなれるClass。毒やSneakAttack、情報収集などSpyや暗殺者っぽい。
・Honored Host:R指定候補その1のグロClass。寄生虫の繁殖によって死んだキャラがオークの死の神の意向によって戻ってくる。Lvが上がると体内の寄生虫が程よく繁殖し、卵や幼虫をGrappleによって口移しします(技名:Kiss of Life)。
・Mother of Rage:子供を産めなくなったオークの老女が魔法によってChild of Rageなるものを産む。MotherのLvUpと共にChildも成長。最終的にはGargantuanSizeのFiendishGiantSquid相当のやば気な生物に育ちます。5Lvまで。
・Orc Sapper:オークの穴掘り人。Coverを持つ相手を狙う際にボーナスのはいるSniper能力、Profession(Miner)CheckでBurrowできるTunnel能力をえる。レベルが上がるとBurrowしながらRunできるがCheck失敗するとSubdualDamageをくらう(藁
・Rage Smith:Rage使用回数を1回分永久に失う変わりにItemCreationの前提とXpコストを無視してアイテム作成できる。5Lvまで。
・Soul Gorger:R指定候補その2のグロClass。敵の死体の一部を食すことで相手の能力を得たり、自分の能力を強化したりする。5Lvまで。
全Classにサンプルキャラがついているあたりが心憎いYO!!

第4章はCreature
オークのお仲間やMountが紹介されている。
Orcの呪いのようなものが伝染して変質してしまったAnathemaCreatureのテンプレート。
人間以外のCreatureとのHalfOrcテンプレート。
AnimalやBeast果てはDragonなどが寄生虫の感染によって狂暴化してMindlessになるRabidCreatureテンプレートなどなど。
なんとなくOrcが嫌われる理由が分かる気がするページですYO!!

第5章はオークの神々
2体系のオークの神々と神話が紹介されている。
内容は読むのが大変なので割愛するYO!!

第6章は呪文
Adeptに5種類、Clericに10種類、Sorcerer&Wizardに8種類の呪文が追加。
8種類のCrecic用のDomainが追加されている。
さすがに「Bestow Greater Curse」や「Mass Curse」などCurse系呪文や
数Roundの間呪文を誤発動させる「Miscast Spells」、Stinking CloudのRay版「Stinking Bolt」など、いやがらせ呪文が多いYO!!

第7章は装備
6種類のExoticWeaponが追加。
Gauntletや手首につけFreeActionで発射できる「Crossbow,Strap」、ただしダメージは1D2。
40lbも重さがありSTR18以上ないとペナルティがはいる「Axe,Battering」など。
7種類のSpecial&SuperiorItemが追加。
DisabledやDyingになってもペナルティーなしで動けるがSTR関係以外のSkillCheckに自動失敗する「CombatDrug」など。
MagicItemに追加するSpecialAbiltyはかなり沢山追加されている。
殴った相手にFortSaveをさせて失敗するとExhaust状態にたたきこむ「Exhausting」Weapon(+4bonus相当)など。
SpecificMagicItemも沢山。
そしてSiegeEngines。
小柄なOrcに大量のAlcemistFire等を持たせて飛ばす「RuntGlider」にお約束の「Juggernaut」など10種類ほど追加されている。
変わった武器やSiegeEngineが多いわりにイラストが少なめなのが残念だYO!!

最後に付録としてOrcの典型的NPCの表が乗っている。

総論としては「Savage」。
『オークは長い間ファンタジーゲーマーのサンドバックだった。しかしそれはもうこれまでだ!!』という煽り文句通り、前作「Hammer&Helm」のドワーフらしい堅実さとはガラッと変わって、オーク特有のアグレッシブさと野蛮さとバカさ加減にあふれる一品にしあがっておりますYO!!
しかもそんな野蛮さあふれる中にも「オークは敵キャラ」という世間一般のスタンスもしっかり忘れず、サンプルキャラやNPC表などDM用のサポートを忘れない痒い所に手が届いている良作ですYO!!

なお本作は「PradigmConsept」社から発売予定のエルフ本「Eldest Sons: The Essential Guide to Elves」と対になる本(表紙の絵を合わせるとつながるようになっている)なので、「Eldest Sons: The Essential Guide to Elves」の発売が待たれるところですYO!!

参考リンク
Green Ronin Publishing
http://www.greenronin.com/
Paradigm Consept
http://www.paradigmconcepts.com/
4 NPCさん:03/02/08 20:12
■Plot & Poison A Guidebook to Drow■レビュー!!。

GreenRoninによるRaces of Renownシリーズ第三作のDrow本。
$24.95。A4で160pのやたら気合の入った大作。

●第1章はDrowの種族と社会の解説。
Drowの特徴やデータに加えてDrowのSubrace(亜種)などの特徴。身長・体重・年齢表あり。
Drowの社会やネーミング。Drowとコアクラスの関係や遭遇時の戦術。
ついでにUnderdark(地底)でのキャンペーン用に、Evilキャラの心得やUnderderkでの遭遇表やHazardが載っている。
ネーミングに1p割いているあたりに、いれこみ具合が見て取れますYO!!

●第2章は宗教と神様。
Drowの神様。Spider Queenを筆頭に12柱の神様が上げられている。
内容は割愛。

●第3章はクリーチャー。
10種類くらいのモンスターデータが追加。
あとはHalf-Drowテンプレートや、Verminoideという半分虫で半分Humanoidな生物なテンプレートなどもあり。

●第4章はPrestige Class。
DMGに載っているPrestige ClassとDrowの関係について軽くふれた後、16の追加PrestigeClass紹介。
・Blessed of Xarcon
Evocation魔法にやたらとつよくなるクラス。Evocation強化のMetamagicのスロットを1レベル低めで使えたり、特定のEnergyのEvocationでDamage+1/ClassLvになったり。なぜかEvasionつき。
・Creature Cultist
地下種族のCreatureを自分のTotemとして、その特徴を身につけていくクラス。UmberHulkをTotemとして持つと顔からはさみが生えたり、BurrowSpeedを得たり。5lvまで。
・Dark Dancer
SpringAttackやWhirkwind Attackの際にDanceを混ぜて特定の効果を追加する能力を得る。PatronDeityによってDanceの効果が違う。5Lvまで。
・Darksight Slayer
暗闇での戦闘に特化した暗殺者クラス。Sneak Attackのダメージが上昇し、自身は魔法の暗闇でも物を見とおせるようになったりし、逆に相手のDarkvisionや果てはTrueSeeingにまで映らなくなったりする。
・Deepsinger
Bird系クラス。相手をDeafenedにしたり、周囲の物体を壊したりとやたらと攻撃的なBirdic Musicをおぼえて行く。
・Dominant
女王様。イラストもまんま女王様。ムチの使い方とEnchant系呪文のプロフェッショナル。究極的にはCharm PersonのSpellでDominate Personの効果を発揮したり。
・Dweomer Defender
究極の防御は攻撃の一種だと主張する人達。すべてのSaveの上昇率が優秀(Monkなみ)でAbjuration呪文が強化されていく。
・Fate Weaver
運命の紡ぎ手であるSpider Queenの僕。レベル毎に一つの呪文のSaveDCを+1させることができ、またTrue StrikeやなんとなくSpiderQueenに関係ありげな呪文をSpellListに追加していける。
・Master Summoner
Conjuraion School、特にSummon系の専門家。Metamagicを低レベルで使えたり、1個の強化呪文をかけた状態でSummonできたり、最終的には1ActionでSummon Monsterできたりする。5lvまで。
・Spell Addict
呪文バカ。「+2Levels of existing Class」というありえないSpellcasting上昇があったりするものの、こいつの呪文には常に自爆の危険性が付きまとう。5lvまで。
・Submissive
忠実な下僕。特定のMasterに仕え、Masterに言われた任務遂行中は大抵のCheckに+1される「Master said so」などといったオイシイクラス能力を得る。5lv
・Talion Apostle
Monkとしての能力とNecromancyの能力によって素手でアンデッドに対してSneak Attackをかましたり、Assasinと同じDeath Attackがつかえたりする。
・Transmorph
Transmutasionの専門家。例によってTransumutation呪文のMetamagicが低レベルで使えたりするクラス。
・Unseen Sniper
Sniper系クラス。RangedでのSneak Attackの射程が延びたり、Death AttackをRangedでかましてきたりする。5Lv。
・Vermin Outrider
名前通りのVermin乗り。VerminにHideやMoveSiletlyさせながら歩いたり、VerminにRunさせて自分はChargeなどできる。5Lv。
・Vile Tormentor
どうやって殴ると痛いかを知り尽くしたクラス。最終的にはこいつからSneak AttackのダメージをくらうとFort Saveに成功しない限りNauseatedさせられる。5Lv。

今回は各Classのサンプルキャラがついていないのが残念ですYO!!



●第5章はSkillとFeatとMartial Arts Style
SkillはAnimal EmpathyやHandle AnimalをVerminに対して使うためのデータ。
Intimidateを戦闘中につかって相手をShakenにさせる使い方。
Attack Flourish、Batteledanceといった戦闘系のPerfomなどが紹介されている。

Featに関しては87個(俺集計)のFeatが紹介されまくり。
個人的注目フィートはこのあたり。
・Double Weapon Mastery:Double Weaponを片手で持って複数回攻撃を可能にする。
・Strong Off-Hand Attack:Off-HandのダメージのStr修正が1/2にならないヽ(´ー`)ノ
・Ammuration Threat:矢をかまえていると、周囲5ftをThreatできる
・Dexterous Grappler:Grappleの際のボーナスをStrでなくDexで行える。
戦闘種族らしく軽戦士系を強化していくFeatが大量。
これ以外には自身のDarknessSpell-like Abilityを強化したりするDrowFeat。
光りに弱い為自分の使うFireballなどから光りをなくす系統のMetamagicFeat。
MagicItem作成の際に自分専用にして強化したりするMetaItemCriationFeatなどがあり。

MartialArts Styleは、OrientalAdventureにあったのと同じ系統。
特定のFeat群を極めると特定のボーナスが入る。
Double Weaponを両手にもってWhirlWindで戦場をかけまわるBloodu Dervish。
両手にLarge Shieldを装備して攻撃してくるMithral Carapaceなどなど。
またMagical Arts StyleというMartial Arts Styleの魔法版もあり。


●第6章は装備品。
まず手始めにVerminを武器や道具としてつかうVerminous Itemが紹介。
スケートボードの様につかって移動力が50%増になるSlug Board(スケボーつきナメクジみたいなもの)など珍妙なItemがいくつか。
それ以外に武器や鎧が普通に紹介されたのちSlave(奴隷)各種。種族によって「値段」が違う。
さらに数えるのが嫌になるくらいのPoison表(たぶん100種類近くある)などなど。

●第7章が魔法と呪文。
XPコストの変わりSacrificeで代用するルールや
モンスターの内臓など特殊なコンポーネントを使う事で特定の呪文を強化するPower Componentsルールなどが追加されている。
とりあえずDwarfの心臓はResistanceの呪文にExtend SpellのMetamagic相当の強化を与えるらしい。

SpellにはBird:4、Cleric:16、Druid:11、Ranger:6、Sor/Wiz:41が追加(重複あり)。
Domainが26個も追加されている。
ここの呪文はまだあんまり読んでないのでなんともいえないが
前に本スレで話していたWater Breathingの逆バージョン「Air Breathing」が追加されていた。
あとはMagicItemもいろいろ紹介されているが割愛。

●最後に付録としてDrowの典型的NPCの表が乗っている。

総論としては「そんなにDrowが好きかー!!」。
そもそもDrow1本で160pといううそくさいボリュームを誇る本作。
(160pといったらPsionic Handbookと同じボリュームですよ?)
Drowのネーミングの1ページまるまる使ったり、Slaveの説明ページが全部で2ページあったりFeatが山ほどあったりと無駄に力のはいった1作です。
Drow関係以外にもEvilっぽいプレイや地底キャンペーンをやるにあたっても、充分なインスピレーションを与えてくれること請け合いですYO!!
すこし残念なのは、前作「Wrath&Rage」であった全PrestigeClassにサンプルキャラクターがついている、というのがなくなってしまった事と
Drowらしさを出す為か、大きめの文字に変なフォントを使っているので若干読みづらい点。

なお本作は「PradigmConsept」社から発売予定のマインドフレイヤー本「Unveiled Masters: The Essential Guide to Mindflayers 」と対になる本(表紙の絵を合わせるとつながるようになっている)ですが、正直いつ出るんだか・・・・。
去年発売されるはずだったエルフ本「Eldest Sons: The Essential Guide to Elves」が今年の7月予定とかいいだしたので、あんまり期待しすぎない方がいいかも。

参考リンク
Green Ronin Publishing
http://www.greenronin.com/
AmazonのPlot&Poisonページ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0972359923/qid%3D1044693258/249-1915484-8314719

Paradigm Consept
http://www.paradigmconcepts.com/
5 NPCさん:06/02/04 11:48
WotCのRaceシリーズ第4弾。
A4、ハードカバー、158pの$29.95。
今回のメイン種族はDragonborn、Spellscales、Kobolds、Dragon-Desecended…

■種族■
●Dragonborn
正確にはDragonborn of Bahamut。
善竜の神Bahamutくんよりスカウトとされたキャラが以前の種族よりトランスフォームしてDragonbornになる。
レベルは以前のものを引き継ぎ、レベルアジャストメントはなし。
TypeやSize、AbiltyModifierは以前の種族のものも引き継ぐし、純粋な種族というよりはテンプレート的なモノと考えたほうがよさげ。
●Spellscales
ソーサラー同士のカップルやすごいソーサラーの片親から突然変異的?に誕生するっぽい種族。
Cha+2のCon-2でFavordClassはSorcerer。Blood-Quickeningという変な能力があり、毎朝1時間瞑想すると任意のDragon神格と関連した能力が使える。
●Kobolds
パス。好きに生きろ。
●Dragon-Desecended
Half-dragonテンプレートとDraconomicon掲載のDraconicテンプレート適用キャラをまとめて紹介している。

■PrestigeClass■
●Disciple of the Eye
Dragonblood Subtypeの種族のみ成れるMonk系クラス。視覚系が強化され5lv目にはBlindsence30ft.が入るけど正直あまり面白い能力はない。
●Dracolexi
力ある言葉に特化したClass。SwiftActionで発動するDraconicWordを憶えたり、PowerWord系呪文、LanguageDependantSpellが追加されたり。1stLvでSpell/dayがあがらないのが残念。
●Dragon Devotee
Dragon化していくClass。3lv目でSorcererとしてのSpellcasting能力を0からでも+1lvという前例のないSpellcasting能力あり。爪が生えたり能力値があがったり。
・・・あれ?DragonDiscipleの立場は?
●Dragonheart Mage
Breath能力とDraconicFeatをゲットしていくSpellcasting系Class。例によって1stLvと5thLvではSpells/dayが上がらないのが残念。
●Singer of Concordance
名前だけ見るとBird系クラスっぽいけど、実はDivine系クラス。信仰する神格はIO限定。
Spheres of Concordanceの能力をちょこちょこ引き出していく能力多数。毎Lv、spellcasting能力が上がるのが偉い。

■Feat■
Dragon能力再現系Feat、Draconomiconから再録のDraconicFeat。
個人的注目はSorcerer系Spellcasting能力を強化するFeat群で
Metamagicを普通のCastingTimeで使えるようにする「AccelerateMetamagic」。
1lv下のSpellslotを2つ使ってSpellを使う「VersatileSpellcaster」などが使いやすそう。

■Spell■
全体的にボリューム少なめ。PowerWord系がずいぶん増えた。
SorcererのみSpellList追加(Wizはダメ)の呪文やクロスボウを自動リロードするGhostlyReloadなど、ソーサラーの使い勝手向上が見込まれます。

■MagicItem■
正直「これは!!」というアイテムなし。
Activationなど項目別になっている新記述形式になっている。

■Appendix■
Draconic辞典とDragonDeities。

■総論■
新種族2種類にモンスター種族1種類とテンプレート・・・。
微妙だがPHBに載ってる種族はシリーズ3作でフォローしてるのでま、しょうがないか。
かなりピーキーな作りで、全体的にDragon寄り(当たり前)でSorcerer寄り。
Draconomiconとかぶるネタが多いのがちょっと残念。
ただ全国のDragonDisciple使いにとっては、妄想を膨らませたり、ゲンナリしたりといろいろな楽しみかたができるのは請け合いです。
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