小川 対 天山が本当にあるんだと信じてしまいました。 悔しいです。
〜 第一回 〜 週刊ゴング金沢が小川をボロクソに言ってたのでつい調子に乗って「小川なんか大したことないって」と口を滑らせてしまった天山の発言を聞き咎めた小川が「喧嘩売ってんのか?あ?」といつものようにチンピラ風に返した為、紳士として売っていない天山は引っ込みが着かず、「おう。売ってんだよおお」と返してしまい、UFOが小川の対戦相手に苦慮していたのも手伝って急きょ小川vs天山が、6月20日UFO主催の東京ドーム大会でマッチメークされた。 まさか小川が負けるとは露ほども思っていないUFO側は、小川の防衛記録を伸ばす為とやっぱりドームだしね〜ということでこれをNWA世界戦とした。ルールは、両者の合意により凶器使用以外は何でもありのノールール、勝敗はギブアップ又はレフェリーストップ、ドクターストップなどのTKOのみとなった。 ─ 試合前 猪木「まあ、あの手のタイプとやる機会っていうのはね、そうそうないだろうから、これは小川にとってもいい経験になるんじゃないかと」 蝶野「クソだよこんな会社。何で俺らがあんな訳わかんねえのと絡まなきゃなんねえんだ」 小川「勝敗は別にして、面白そうではあるよね。まあ、頭突きだけ気を付けとけばいいでしょ。ほんとは頭の固い人は苦手なんだけどね。JRAの上司とか、明大の先輩とか。ああそれと坂口社長さんとか」 天山「潰してやるよ、俺達の時代なんだよー、ええー!わかったかこらー。なあ小島」 小島「・・・」(聞いてない) 西村(いない) 橋本「天山は俺の敵討ちのつもりでやるって言ったんじゃない?そうだろそうなんだろ?嬉しいねえ。まだその絆はあったんだねえ。昔は色々世話してやったからなあ。まあ、今はアイツはNWOとか何とかやってるから、俺は関係ないけどね。ああそれと、俺が本気を出せば小川なんか簡単なんだよ本当は。人を殺傷する力もあるしね。俺の場合、会社がやらせてくれないから仕方ないんだよ」 ─ 試合開始 カーン。 運命でも宿命でもなく、ただ何となくお互い引っ込みがつかなくて決まってしまった闘いのゴングが鳴った。 レフェリーはワンマッチ復帰のミスター高橋。 「ファイッ」 ファイティングポーズを取るや否や、小川はいきなり殴りかかった。 何しろ小川は本気で殴っているんだからまさかそんな筈はないが、もしかしてそれわざと殴られてる?とさえ思えるほどいいように殴られる天山。嵐のように殴りまくって膝蹴りや例の脊髄の辺りへの肘打ちなども加え、ボコボコ。 会場では、状況なんか全くわからずに、というか試合内容とか状況そんなものは2の次3の次そっちのけで、とにかく自分が楽しむ為の、バカファンの「シューシュー」がこだまする。 さらに、橋本戦では空振りした、あのマグナム目覚しアッパーが奇麗にアゴに入る! さすがのタフネス天山も堪らずダウン。 しかし。 よく見たら天山は倒れる時、力なく倒れるのではなく、いつものように勢い良く受け身を取って倒れている! ええっ。 まさか、あんだけ殴られて実は全然効いてないのか?? 不敵な笑みを漏らす蝶野、変わらず険しい表情の三四郎マスク、取り敢えずあちゃ〜と言いながら額に手をやっとく佐山。 小川は天山の目を見た。天山の目は完全に死んでいるように見えた。 どうせ受け身の練習ばっかりやってるからそうなっただけだろ。 そう思いながらも、そこが甘い甘いと嫌という程言われているので、小川はちょっぴり警戒しながらも素早く近付きすかさずダウンした天山の頭部に思いっ切りの蹴りを見舞う。完全に無防備な天山。それでも決めにはかからず、勝利を更に確実なものにするべくマウントポジションを奪いに行く小川。今日の小川には甘さや油断などは微塵も感じられない。 やっぱり天山では無理無理。小川楽勝ムードが漂う。というか初めから漂ってたけど。 マウント取ってタコ殴りにして腕ひしぎかスリーパーで決まりかな。と誰もが思ったその時。 (続く)
─── 1987年6月、とある高校の体育館にて ───── 前田UWFが新日にUターン参戦 → 前田追放 → 新生UWF設立 の頃、ガチガチの新日ファンである山本少年は毎週プロレスごっこをしていた。 しかし「ごっこ」とは名ばかりで、下はウレタン等ではない普通のマットか畳、言うなれば「プロレスの技しか使ってはいけない喧嘩」と言っていいぐらいのものだった。 一方の小柄な少年が山本少年にいいように蹴りを叩き込んでいる。小柄な少年は、掴みに来られればバックドロップやフロントスープレックスで投げ、すぐさま関節を取りに行く。 当時のUWFに酷似したそのファイトに激怒した山本少年は、前方から左腕で相手の頭を抱え込み、フロントヘッドロックで絞り上げ、その体勢のまま強引に相手の脇下に自らの頭を入れ、空いている右腕で相手のベルトの辺りを掴んだ。 小柄な少年の身体が宙に浮いた。
懸命にヒールをやってるんだろうな〜。 で、すっかり暇なのでちょっと面白い想像してみました。 まあ一人で書いて喜んでるだけですので暇で暇で暇で暇でしょうがない人だけ見てくらさい。
素人に対する執拗な暴力は不可解である。
だけど、試合は勝ちつづけている。なんちゅうこっちゃ!!!
しょうもないのは分かるけど 普通に試合したところでもっとしょうも無いのではないでしょうか? マサさんが言ってたようにそこまで追いつめられてるんですよ。
本当に、しょうもない!!!
小原後藤vs越中安田 棒か何かで安田をボコボコにしてあっという間に(2、3分)試合に終わらせてしまったそうです。 (行ったけど終わってた) 観客は不満たらたらだったようです。やるね。
案の定、クラウザさんが続きを書く前にビデオを観ることになってしまった。試合だけで60分も持つ訳がなく、試合前後のコメントの他に二人による試合解説まで入っている。二人のさわやかなしゃべりが死ぬ程堪能出来るのがお得だ。 「開始1分で試合を終わらせる健介」が僕の理想なんだが、こういう試合も悪くはない。面白かった。