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ちょこれーと

2006.12.08 | Category NSM

薫さんが、チョコレートの大量買いをしていた。

「カオルさん?」
「あらぁ、コウちやんー。ちょうどいいわぁ、これ持って」

どさっと持たされたチョコレートの束に、少し足を踏ん張った。
篭をどうして持って来ないんだろ、この人・・・。
続き
俺は、そのチョコの束を持って歩いて、篭へと入れた。
両手で抱えていた重量が片手に掛かる。

「うは、重・・・」
「ごめんね、もうちょっと欲しいんだ」

と、さらに篭にさっきの量の半分を突っ込んで来た。

「うわっ」

さらに重量がかかる。しまった、カートを持ってくればよかったかも・・・。

「こ、こんなに何をするんですか」
「ん? ケーキ作るの。クリスマス用の」
「ケー・・・・」
「皆の分だから、ある程度ないとねー」

薫さんの料理の腕は知ってるんだ・・・。つか、皆の分だって?
次の日の仕事が出来るかどうか不安・・・。

「か、カオルさんが作るんですか?」
「うん。私と詩織ちゃんと茜ちゃん」

詩織ちゃんと茜ちゃんというのは、同じ少年課にいる女性刑事だ。
何となく、胸を撫で下ろす。

「今、ほっとしたでしょ」

やば、読まれた・・・?

「あんた、顔に結構出るんだよねぇ・・・。ポーカーフェイス、龍に習った方がいいよ?」
「・・・・はい・・・・」

俺はがっくりと肩を落とした。



旦那にタイトルを振ったら、これを言われたんで、作ってみたり。

21:02

comment

2006.12.09-23:48 Edit

カオルさんだけなら、って誰もがゾッとすると思うんですけど(苦笑)。

風間有悟 2006.12.09-23:49 Edit

>>卓さん
こんにちはー。
そうですよね・・・。単品だと相当クルものがw
またご来場下さい。御待ちしておりますv

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