++ 正しい武将銅像攻略のすすめ (笑)

■真田幸村像 その1[ 大阪市 天王寺区 三光神社 2000/1/9撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★
★★★
★★★★★
三光神社内にひそりとたたずむ我らが御殿!比較的どっしりとした構えが史実の幸村と近いかも・・。しかし、その右腕は力強く采配を振るっており、幸村FANには見ていると震えがくる銅像である。春にはの花が咲き乱れ、宴会客で盛り上がるが基本的にはいつもあまり人がいない。したがって時期を選べばじっくりと幸村公と語らう事ができる!『その目の先にあるのは・・・富か?名声か?それとも人生のそのものか?』私はここで幸村公と語りあい、そして後の世にそのご活躍を伝えていくことを決意する。




■真田幸村像 その2[ 長野県 上田市 JR上田駅前 2000/12/30撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★★
★★★★
もはや説明要らず、銅像界の中では超有名な幸村の銅像である!(と真田FANは思っている)三光神社の幸村はまだ知らない人もいると思うが、こちらは全国区である!(と真田FANは信じている)馬に乗り右手を掲げるその仕草は、『一生涯あなたにどこまでもついていきます』という気に、見る人を誘う(笑)。まさに貫禄の銅像である。ただ、ここも直政と同じで、惜しむらくは駅前であるが故の十字架を背負う・・・。像の前で独り言をつぶやいていると、注目の熱視線をあびることになるだろう(笑)。しかしここ上田は町全体が六文銭であり、彦根よりまだ大丈夫そうである。思い切って話しかけてみよう!見つめ合ってみよう!ま、重度の真田党にはいらぬ心配(笑)・・・上田万歳(^-^)/

■井伊直政像[ 滋賀県 彦根市 JR彦根駅前 2000/5/6撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★★★
★★★
井伊直政である。徳川でも武田家遺臣を率いて赤備えで勇猛に戦っただけあって、銅像の威圧感もすこぶる高いものがある。特に目を引くのがあの有名なUの字型の兜であろう。騎乗なのも相まって縦に長く、これに見下ろされたら思わずひれ伏してしまいそうである。が、しかし、惜しむらくはここは駅前(笑)。駅前の宿命である記念撮影を含めた語らいが、少し恥ずかしい。私が訪れた時も高校生が待ち合わせをしていた。『俺は井伊直政の生まれ変わりだ!』ぐらいのトリップ状態が組めれば、OKである(笑)。

■石田三成像[ 滋賀県 彦根市 龍潭寺内 2000/5/6撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度

★★
★★★★★
龍潭寺は井伊家縁の寺ではあるが、その前の領主石田三成との縁も深い。その寺内の木立の中に小さな石田三成の像を見つけることができる。観光用ではないので控えめでさりとて特徴もないが、その分、三成FANの方は、心ゆくまで三成公との会話ができるだろう!善政で慕われた三成の一面がにじみ出た像である(^^





■蒲生氏郷像[ 滋賀県 日野市 どっかの公園内 2000/10/7撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★
★★★★★
★★★★
307号線を走っていると、何気ない公園の木陰からあるものが突如姿をあらわす。『蒲生氏郷公の銅像こっち』注意してないと見落としてしまいそうなその小さな看板に、銅像コレクターの目が光る(笑)。こういう予期もせぬところの銅像を見つけると、喜びもひとしおである!(^^氏郷の銅像は、少し寂しい公園の中に「堂々」とたっていた。手には筆と本を持っており、武将の銅像としては異色なたたずまいだが、胸と首の角度がよく実に堂々としている。これはこれでなかなかの威圧感!素晴らしい。『知将ここにあり』って感じか。公園内も比較的人気は無く、じっくりと堪能できる。





■忠興&ガラシャ像[ 京都府 長岡京市 勝竜寺城内 2000/11/12撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度

★★★
★★★
愛の銅像である。勝竜寺は忠興とガラシャが比較的幸せに暮らした場所であり、毎年ガラシャ祭としてお祭も行われている。さて銅像は忠興とガラシャが半向かい合って愛を語り合っている?ので、勇猛な武将像とはかけ離れている。しかしガラシャの手には花が握られており、二人はいい雰囲気。ぜひ恋人といきたい所だ(笑)。勝竜寺内は資料館や公園になっているので人は多いだろうが、像の前にベンチがあるので、そこで一休みしている振りをしながらじっくり観賞できる(笑)。





■信玄 vs 謙信像[ 長野県 松代 川中島古戦場跡 2000/12/30撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★★
★★★★★
★★
動的という意味では、今までで一番の銅像である。実際川中島でこのような一騎討ちがあったかは怪しいが(笑)、信玄と謙信の二人のからみだから、やはり迫力がある。この像が立っている場所は、八幡原という古戦場の観光地内なのでやはり観光客は多いだろうが、像の前に『川中島古戦場 ○月×日写』と書いたよくある看板も見られるし、写真を撮るのには何ら支障はないはず。振りかぶる刀や受け止める軍配など小技も冴えている。でもたいがいどっちかは敵なので、落ち着いては語れないかも(笑)。





■織田信長像 その1[ 愛知県 西春日井郡 元清洲城跡 2001/4/14撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★
★★★
★★★
早朝一番の清洲城は、散歩のおじさん以外は誰もいなかった。んで、この信長像なのだが、たしか元清洲城址(今の天守より少し離れたところ)の近くに立っていたと思ったのだが、いまいち記憶になくって申し訳ない(^^;銅像自体は中くらいの大きさであるが、痩身ですこしひょろっとした印象が残る。清洲といえば信長の若かりし頃の地であるが、まだ弱小の頃の飾らない信長の風体がにじみ出ていて、「夜明け」の風景との調和に思わず見入ってしまった。つくりは結構細かい。この像についてはある話があるらしいのだが、それは次の濃姫のところで話したいと思う。
■織田信長像 その2[ 岐阜県 岐阜市 岐阜城内 2003/4/20撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度

★★★
★★★
こちらは岐阜城の信長である。形自体はあの日本でもベスト3の名が高い「最上像」のそれに似ているが、像自体がそれほど大きくない(かったと思う)。馬上で後方に弓を放っている構図だが、馬に乗ってる信長自身はさらに小さかった印象が残る…。場所は金華山のふもとの公園内にあるので、ゆっくりはできるだろう。像はともかく、岐阜城は素晴らしいので、一度は訪れてみる価値有り!





■濃姫像[ 愛知県 西春日井郡 清洲城のとなりの公園だったような気がする; 2001/4/14撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度

★★
★★★★
ガラシャ像以来2つめの珍しい姫の像である。濃姫が全国にどれだけ名が通っているかはわからないが、道三の娘、信長の嫁という地位はやはり伊達ではないのであろう。ところで先に書いた清洲城近くにあるこの2つの像についての話だが、夫婦にもかかわらずこの2つの像は実は少し離れた位置にある。たしかHP上の誰かの話で、この2つの像は実は向かい合っているということを聞いた。本当ならずいぶんロマンチックな話だ。いずれ検分したいと思う今日この頃である(^ー^





■武田信玄像[ 山梨県 甲府市 JR甲府駅前 2001/4/14撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★★
★★★
さあやってきました信玄像。像フィギアでも取り上げられるなど、もはや全国区なのは間違いない!JR甲府駅前に「どっか」と居座るその風貌は、重厚感では他の追随をゆるさない。まさに「動かざること山の如し」である。手にはあの有名な軍配を握りしめ、甲府駅前を行き交う人々をじっと見守っている。ただし、ここでも駅前の宿命、落ち着いて観賞という感はあまりないので、気合を入れて見にいこう。早朝などがいいかも。
★余談になるが、甲府しにはもうひとつ隠れた信玄像があるので、探してみよう(笑) →





■加藤清正像[ 愛知県 名古屋市 名古屋城公園内 2002/4/13撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★
★★★★
★★★
実は名古屋城に行くのは2回目だったりして、1回目行った時はまったく気づいてなかったりする<1回目は朝暗かったんだよー(^ー^;「誰?」と思って近寄ってみたら、清正だった。名古屋城に加藤清正というのは、最初ちょっとピンと来なかったが「築城の名手だから、やはりその関係かなぁ」と予測はついた。この像は結構立派で、やはりあの有名な兜がかなり良い!城外にあるのだが、結構広いスペースの真ん中にポツンと立っている<行く人はお見逃しなきよう。後の調べで分かったが、城内には清正石もうひとつの清正像などがあり、どうやら城普請で大活躍だったそうだ。残念ながら又五郎は城内には入ったことがないので、次は入って要確認だ。

■日吉丸と蜂須賀小六の出会いの像[ 愛知県 岡崎市 矢作橋のたもと 2002/4/13撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度

★★★
まったく予期していなかった。岡崎城に立ち寄る道中、あるところで信号待ちをしていると…ふと横を見るとなにやら銅像が見える。「???!」よく見ると槍っぽいものが。あわててデジカメを取り出し、車中から狙った写真がこれ<アブネェ;これは日吉丸と小六が矢作橋のたもとで出会った逸話からくる銅像らしいと後に知った。そもそもその逸話がアヤシイのはこの際伏せておこう(笑)かなりデフォルメのきいた像で、他の像とは一線を隔す。駅前よりもさらに厳しい環境にあり(たんなる道端、交通量多し)、記念撮影の場所としては、居心地の悪さは最上級(笑)ただし発見した時は、かなり嬉しかった。

■徳川家康像[ 愛知県 岡崎市 岡崎城跡内 2002/4/13撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★
★★
★★★
岡崎城という家康の本拠地にある銅像である。質素堅実が家風の徳川家らしく、老将像も落ち着いた感じの立ち姿であり、奇をてらったところのないいたって普通の像である。色も褐色ではじめて見る色だ。が、さすが日本を制した大名の風格が漂う。真田草の者として落書きの一つでもしてこようかと思ったが(笑)、せこい真似は大殿の望む所ではない。「この決着はまたいずれ…」と呟いて、その場を去った。そうそう、岡崎城内はゆっくりできる雰囲気があって、良い所です。





■本多忠勝像 その1[ 愛知県 岡崎市 岡崎城跡内 2002/4/13撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★
★★★
★★★★
同じ敷地内の家康像と比べると、いくぶん小さめである。やはりわきまえる所は心得ている!(笑)岡崎城内でもたしか人通りが少ないところに控えていたと思うので、ゆっくり眺めることができる。槍をわきに抱える悠然とした姿が、徳川四天王の中でも「家康には過ぎたるもの」と称されたさすがの勇将本多忠勝といったところか。ちなみに岡崎城内の家臣の像は、本多忠勝だけである。
■本多忠勝像 その2[ 三重県 桑名市 桑名城址公園内 2003/4/20撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★★★
★★★★
★★★★
「こいつは…(絶句)」見たときの感慨は今も覚えている。というのも、桑名城に本多忠勝がからんでいる事を知らなかったってのもあるが(恥;)、もともと天守もない桑名城址にこれほど立派な銅像が存在しているとは、まったく思っていなかったからである。しかもそれがあの見慣れた鹿角の兜だったからなおさらだ。日根野で蒲生氏郷の像にふいに出会った時以来の衝撃。これだから放浪はやめられない。潮風の混ざった早朝のにぶい空気のなかに浮かびあがったそれは、大きさ、兜の見事さ、バランス、威圧感、どれをとっても高レベルで調和していた。素晴らしい。





■木下藤吉郎秀吉像[ 愛知県 安八郡墨俣町 墨俣一夜城のどまん前 2002/10/20撮影 ]
□威圧度
□小技度
□語らい度
★★
★★
★★★
「お客さん、いらっしゃぁーい」的お出迎え系銅像である<なんやそれ(笑)というのも、普通銅像は城址でもちょっと奥まった広いところに落ち着いて立っているものが多いと思うのだが、ここはその橋を渡りきったところのど真ん中、城のどまん前に、「わしがこの城を作ったんだよ〜」と来城の人々にアピールしている銅像なのである。うまく説明できないがとにかくそんな感じだ(笑)。機会がある人は、行って確かめて欲しい。像としては、鎮座系で一見聖徳太子にも見える(笑)






銅像見に行くなら、ここにいけ!(笑)勝手に銅像番付。

西

[ 滋賀県 彦根市 JR彦根駅前 ]
さすが徳川四天王。U字兜が圧巻!
井伊直政
 横綱 
本多忠勝[ 三重県 桑名市 桑名城址公園内 ]
意外なところに素晴らしき像が…。
[ 滋賀県 日野市 どっかの公園内 ]
堂々としておる。実に堂々だ。どうどう…。
蒲生氏郷
大関
加藤清正[ 愛知県 名古屋市 名古屋城公園内 ]
やはりバランスと兜がいい。
[ 長野県 上田市 JR上田駅前 ]
俺についてこい!的名像。
真田幸村
関脇
武田信玄
[ 山梨県 甲府市 JR甲府駅前 ]
恰幅のよさはNo1!
[ 大阪市 天王寺区 三光神社 ]
上田と同じく突撃号令的右手。
真田幸村
小結
謙信vs信玄
[ 長野県 松代 川中島古戦場跡 ]
有名度ではTOPクラス。
[ 愛知県 西春日井郡 清洲城跡 ]
実は結構よくできている。
織田信長
前頭
徳川家康
[ 愛知県 岡崎市 岡崎城跡内 ]
なぜか褐色。岡崎城内でゆったり。
[ 京都府 長岡京市 勝竜寺城 ]
ラブラブカップル的像(笑)
ガラシャと忠興
前頭
本多忠勝
[ 愛知県 岡崎市 岡崎城跡 ]
少し小さめ…だった気が。
[ 愛知県 安八郡 墨俣一夜城の前 ]
墨俣城を築城したのは俺だ的像。
豊臣秀吉
前頭
日吉丸と小六
[ 愛知県 岡崎市 矢作橋のたもと ]
橋のたもとに突然あらわれる。
[ 滋賀県 彦根市 龍潭寺内 ]
これを探しあてた人は少ないはず(笑)
石田三成
前頭
濃姫
[ 愛知県 西春日井郡 清洲城近くの公園 ]
姫の銅像は結構珍しいかと。
[ 岐阜県 岐阜市 岐阜城内 ]
全体としてはカッコ良いが…。
織田信長
前頭





なお、番付表については又五郎の完全な独断です<オイ(^ー^;

又五郎の銅像を見るときのポイントは、簡単に列挙すると、
◆まず、ドーンと構えている。比較的大きいものの方が好き。
◆思いがけない小技が利いている。持ち物とか。
◆兜が立派…ちゅーか、有名どころを見ると単純に「オオッ!」<オイ
◆バランスがいい
と、書いたけど、つまりは個人的好みによる部分が多いのだが(^_^;

あと…個人的には像そのものは勿論、
写真には写ってないその場の雰囲気などとのトータルバランスとか、、
そういうのに結構感動したりする。

例えば、本多忠勝像などは、海沿いの桑名城址公園にあるのだが、
おおよそそこにこんな立派な像があることを予測できない、閑散とした地で(早朝だったからか?)、
「俺はなんだかわからんけど、ここにいるんだぞー」的朴訥な雰囲気があって、
それは集客力の強い地で「えっへん!」と胸をはる像とは一線を隔した、
なんだか愛すべきものに見えてしまうのです。

もっとも、まだ全然広範囲に放浪してないので、全国にはまだまだ珠玉の銅像が無数にあることと思います。
これからこの番付表をひっくり返す、素晴らしい銅像にめぐり合うことを期待しまする!





2000年1月9日 〜 2003年4月20日
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