■その3 〜突入!ついに決戦の地へ |
さて、すっかりフレンドリーモードに戻った又五郎(笑) 楽しく屋敷の仕掛けなどを拝見しておりました。 ありましたよー、色んな仕掛けが。押入れには、梯子があって屋根裏に登れたし、例の回転扉(壁?)もありました。しかも驚くなかれ・・家の廊下に落とし穴までありました。時の経つのも忘れしばし見ていると、そこに屋敷のおじいさんが現れました。 (←これは鳴子) 「今から、甲賀忍者についての説明をします」 すっかり帰るモードに入っていた私はふと足を止めました。どうやらここのお方(後子孫の方?詳しくは分かりませんでした)らしい。「これは、聞かねば・・」思いなおして、色々お話を聞きました。しかし、このお話・・・ ■話も長くなってきたので、要約するとこう(^^; 一、忍者は絶対戦わない。 一、忍術とは遁走の術 一、山岳信仰に根づいている 一、普段は、山伏・虚無僧・薬売りの格好をしている(忍び装束は実は薬売りの服?) 一、忍者は屋根裏には忍ばない 一、手裏剣で攻撃などしない 一、非常に合理的に考えられている など。 本当はこれらに基づいて、具体的に興味深いお話だったのですが、かなり長くなりそうなので又の機会に(^^; しかし、想像してた忍者像からかなり違っていて、結構カルチャーショックでした。なるほどね・・・考えてみると、確かにそうかも。 詳しくは、行って尋ねられててみてはいかがでしょうか。面白い話が聞けると思いますよ! 「さらばじゃ、甲賀」 又五郎は、失った時間を取り戻すべく、一路関ヶ原へ向かって車を走らせるのであった。 ------------- ところが、走り出して30分もしないうちに、又しても魅惑の地域に突入!そして、車に急ブレーキがかかる。 ←「ふっふっふ、やはりあったか!」 看板を発見する。(実は地図を見ながら狙っていたのだ) そうここは、蒲生郡日野町。蒲生氏郷の生誕の地なのである。 「なんか、あるかな〜」と思いながら車を走らせていたら、やっぱりありましたよ!氏郷公の銅像が。その前に氏郷まんじゅうの看板があったから、注意して見ていて正解。307号沿いの公園にしっかり立ってました。 「おおっ、これはまた・・・」 それは武将の中でも賢いイメージのある氏郷公の銅像らしく、その右手には「筆」をそして左手には「書物」を持っている像でした。「うーむ、勇ましい銅像もまたかっちょええのだが、これはこれで趣きがあってなかなかの風貌ですな」いかにもらしい氏郷公に出会えて、少し感動。しっかり撮影。 「しまいには、銅像コレクターにでもなるつもりか」(いや、マジでそれもいいね)と苦笑しながら、HPで人気銅像No1投票の企画が頭にちらつく(笑) しかし、これ以降もこんな魅惑か続いたら関ヶ原に間に合わん(^^; (氏郷まんじゅうと氏郷公の像) さて、心配された道中ですが、氏郷公と別れてからは彦根の城を遠くから眺める以外はこれといってなく、順調に進みました(^^ しかし関ヶ原町に入ったのは、もう5時近くになってました(苦笑)。そろそろ、日も暮れかかる頃、最後の峠を越しいよいよ決戦の地へ到着です。 「おおっ、ここが関ヶ原か・・・」 おもわず唸ってしまった。今までは高速で通過した事しかなかった関ヶ原に初めて足を踏み入れたので、感動もひとしお。21号線を走っていたのですが、そこは写真などでは何回も目にした山間の地だったのです。「あれが、松尾山?あっちが南宮山?」前方不注意もかえりみず(笑)、きょろきょろしっぱなしの又五郎。町中に入って我に返り、今晩行われる「鎮魂の儀」が笹尾山会場だった事に気づく。あわてて21号線をはなれ、方向を右にとり、山手を目指す。 「すいません、笹尾山会場ってどこですか?」 「あ、鎮魂の儀ですか?あの山手の明かりのあるところです。体育館みたいなのがあるでしょ」 指をさされた方向には、すっかり暮れかかった関ヶ原町にぼんやりと浮かぶ光があった。 「でもねー、車はもっと下の駐車場に置いてきてください」 なんかもう始まってる音がする。あわてて駐車場に止めに行く。「あれー7:00からじゃ?」とおもって見直したチラシにはしっかり17:00と書かれてあった・・。「なんじゃそらぁぁ」結局、遅刻。これじゃ秀忠公は笑えない・・・。 しかし、鎮魂の儀はまだまだ続いていたのであった(^^ (「鎮魂の儀」会場の雰囲気→)
会場では、「祭衆」というプロ?の太鼓叩きが演奏をしておりました。前半部はかなり真面目に聞き入ってましたが、後半は寒さのあまり校庭の後ろの方を駆けずり回っておりました。屋台も出ていてラーメンやら、やきそばやら・・。きっと400年前も出陣太鼓を聞きながら決戦に備えたのかな?だとしたら、この演出はけっこう的を得ているかも。結局最後まで聞き終えて、笹尾山会場を後にしました。 その後、一旦大垣市内まで出て、明日の飲み会の場所などを下見。 Uターンして関ヶ原町に戻る途中、銭湯に入って汗を流す。 さ、明日は決戦だ。その前に寝床を確保しなくては(笑) 駐車場に戻ると、明かりも消えあたりは真っ暗闇。人影もない。 どっか別の場所にしようか・・とも色々考えたました。ここはあまりにも寂しい。 しかし、暗闇に浮かぶ関ヶ原の山並みを見ているうちに・・・ 「400年前も、皆、山中で一夜を明かしたんだよな・・ふーむ・・」 「よし俺も今日はここで眠る。そして明日になったら決戦だ」 そう決心するとなぜか落ち着き、結局その日はその駐車場の車の中で眠りにつく又五郎なのであった。 真横に東軍の首塚があるとも知らずに・・・(笑) |
2000年10月7日 〜 10月9日 | ++ 関ヶ原合戦400年祭 参加レポ その3 ++ |