交流コーナー(i)
<友達・家族が支えられることって何?>
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[ 21 / 31 ]はじめまして

あむあむ
[12月31日(土)11時34分]


以前にくっしょんという名で当事者の掲示板に少しだけきていたことがあります。

sallyさん、瀬里香さん、yukinkoさんと一緒にお会いしたことがあります。
覚えていてくれたらうれしいです。

私は3年以上もう摂食障害の症状から抜け出すことができました。
私は、嘔吐はなく、11歳で発病して拒食から過食(量は今思うとトータルでは
よく食べる多めくらいのものでしたが、特有の病的な衝動性で食べずにはいられない状態が
時間、場所構わずにやってくる)
がつづき、後悔や自己嫌悪、強いやせへのこだわりに苦しんでいました。

20年弱の間、付き合いつづけていた病気からすっかり離れることができました。

当人の苦しさは、表現が病気として現れるくらい、
自分がなぜ、そうしているのかも、当人さえわからず、
自分の気持ちも「わからない」ことが、
ほんとうに、実態で、
どうして、そうしてしまうのか、
翻弄されているのは、当人も同じということを知っていただきたく思います。


何もできない状態になっても、(実際何もできなくなったりするのですが)、
自分の「存在」自体が
「いるだけでいい」「生きてるだけでみんなのためになっている」と思いたい、

「みんなの笑顔がみたい」「みんなの役に立ちたい」
「お母さんお父さんの幸せを願っている」
「ほんとうは、こうしてほしかった、という不満や怒りとともに、
それを超えて、ほんとうは、仲良くしたい、大好き」
という思いは、人として、心の底に抱いているのは共通しているものだと思います。

どうか、症状という、やっかいで、苦しめる敵を、
「その子自体、その子自身」と思わず、
その「症状」が嫌だね、苦しいね、と共感するだけで、
どんなに心が救われるか、
症状のつらさを口にできるだけで、
どれだけ救いになるかを、知ってほしいと思います。

苦しいという気持ちを言葉で、親に言えることは、
もう、言えている時点で、救われています。

当人は自分の気持ちが言葉で言えないから、ほんとうの気持ちが
どうなのか当人さえわからなかったりするから、
からだに苦しみを溜めてしまったりしますが、

それは、もし、
「ほんとうは、こうしてほしかった!」ていう怒りや恨みや
いろいろ複雑な思いが悪さをしているんだとしても、

それを超えて、「みんなが幸せであってほしい」という願いは、
親子共通して持っているもの、と、信じてほしいと思います。


だから、周りにできることで、思いつくとすれば、
当人の「あなたが大好きで幸せであってほしい」という願いを、
快く受け取ることも一つになるのではないか、
と考えます。

当人は、自分は周りに毒であると感じて苦しんでいる場合が多いです。
その思いを他人が変えることはできないのかもしれません。
でも、辛抱強く、見守る、寄り添う、助けられることを探し、思いやりをもつことは、
その思いを変化させることをできる力があると思うのです。

ながながと私の意見を聞いてくださってありがとうございました。







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