Ｐａｇｅ 325 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼詳細（１／３） 高校野球キチ 04/5/3(月) 19:38 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 詳細（１／３） ■名前 ： 高校野球キチ ■日付 ： 04/5/3(月) 19:38 -------------------------------------------------------------------------
| ［戦況］ ３位決定戦とはいえ東高ナインにとっては２年前の秋季大会のリベンジを果たすべく意味のある決戦。 近江の先攻で始まったこの試合、東高の先発はエース岩崎。注目の立ち上がりに全く不安はなかった。先頭打者には中飛、続く打者も遊ゴロに討ち取り簡単に2アウトをとった。そして3番の岡に対しては追い込んだあとﾁｪﾝｼﾞｱｯﾌﾟ気味の落ちるﾅｯｸﾙで空振りの三振。上々の立ち上がりであった。その裏の東高の攻撃、先頭打者の川端が変化球をうまくためたが遊飛、続く滝は右にうまく流したがﾗｲﾄ真正面のﾗｲﾅｰに倒れ2死となった。この日ﾚﾌﾄで先発した3番真田を迎えて近江の先発高橋は力んだ。真田にﾌｧｳﾙで粘られついに歩かせてしまった。この真田が選んだ四球がこの試合の流れを決めてしまうとは誰も予想だにしなかった。4番小島の初球に故障上がりの真田がすかさず2盗成功。小島も3球目の変化球をうまく引きつけて三遊間を破るｸﾘｰﾝﾋｯﾄ。続く5番冨江は動揺する近江の高橋の初球の甘い球を見逃さず中前に運び真田を迎え入れた。6番岸本も高めの速球を強引に引っ張りﾗｲﾄ頭上をはるかに越える大3塁打。小島、冨江が相次いで生還し一挙3点先制。冨江が生還したとき、岸本はすでに3塁ﾍﾞｰｽ上でｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞ。7番日根野は三振に倒れたがこの回2死無走者からの3点であった。 2回に入っても岩崎の好投はは続く。4番前田に対しては内角を執拗に攻めて追い込み、最後は外角いっぱいの球で投ｺﾞﾛ。5番１圓には空振りの三振。続く西尾には三遊間にうまく流されたがﾌｯﾄﾜｰｸ良く遊撃手西野が追いつき、ﾉｰｽﾃｯﾌﾟｽﾛｰの遠投ﾌｧｲﾝﾌﾟﾚｰで岩崎を盛り立てた。 2回も東高は粘りを見せた。8番岩崎がいい当たりのｼｮｰﾄ真正面のﾗｲﾅｰ、西野の三振で2死となったがここから点を取るのが東高の底力である。川端がｼｮｰﾄ岡の失策で塁に出ると滝が初球狙いで1,2塁間を破ってつなぐ。このとき守備を惑わす川端の走塁も見事であった。このチャンスに3番真田も初球を右中間を深々と破る2点タイムリー2塁打。4番小島の打席で2塁走者真田が投手を執拗に牽制し相手のﾎﾞｰｸを誘った。さらに暴投も誘いﾎｰﾑｲﾝ。小島の痛烈な3塁ｺﾞﾛはﾌｧｲﾝﾌﾟﾚｰに阻まれたがこの回も2死無走者からの3点。近江にﾎﾞﾃﾞｨｰﾌﾞﾛｰのように重くのしかかる6点であった。 |