Page 323 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼詳細(3/3) 高校野球キチ 04/5/3(月) 19:37 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 詳細(3/3) ■名前 : 高校野球キチ ■日付 : 04/5/3(月) 19:37 -------------------------------------------------------------------------
[続々戦況] 6回に入り変化球が少し上ずってきた岩崎は先頭打者に左中間への2塁打を浴びる。しかしここから踏ん張るのが岩崎の真骨頂。続く打者を2飛、投飛で簡単に2アウト。その後空いた1塁に四球を許すが3番岡をあらかじめ1塁寄りに守備位置を変えていたセカンド川端の真正面のライナーに討ち取り、近江に3塁ベースを踏ませない。その裏東高は相手のエラーで出塁した冨江を岸本が確実に2塁に送ったが、日根野、岩崎が続かずいよいよ7回を迎える。 7回は4番の前田からの攻撃であったがタイミングのあわない変化球を3球続けて3塁ゴロ、一圓にチーム3本目の中前安打を許すも続く打者を右飛、最後の打者には速球で三振を奪いここに7回コールドゲームが成立し、東高が近江に快勝した。 9得点全てが2死からの得点。内6点は2死無走者からの得点。最後まで諦めない、つなぐ東高の持ち味が十分発揮できたベストゲームであった。またこの日の岩崎は立ち上がりから速球、変化球ともにキレ、制球ともに抜群で全く不安がなかった。しかも小島のイニング毎に組み立てパターンに変化をつける大胆かつ強気のリードも光り、3塁を踏ませない7回で3安打、8奪三振は全て空振りのどうだと言わんばかりの投球。 思い起こせば2002年9月23日、湖東スタジアム。当時2年生のエース西が打ち込まれリリーフでマウンドにに立った1年生の高橋正樹、岩崎もことごとく打ち込まれ3-16のコールド負け。このリベンジが2年越しに果たすことが出来た。岩崎はあの日の屈辱の25球の借りをこの日の107球で十分返すことが出来た。試合後小島主将の応援団へのお礼の言葉にも、2002.9.23のあの屈辱の試合のリベンジを果たす意味の言葉があった。その挨拶の中で、けがのためベンチに入れず、同じグランドでともにリベンジをを果たせなかった高橋投手の終始うつむいて涙をこらえる姿が印象的であった。 夏のシード権はゲットした。近江に快勝して夏の予選を迎える東高のムードは最高潮だ! |