Ｐａｇｅ 244 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼詳細戦況 1/4 高校野球キチ 03/10/4(土) 19:10 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 詳細戦況 1/4 ■名前 ： 高校野球キチ ■日付 ： 03/10/4(土) 19:10 -------------------------------------------------------------------------
| ［戦況 1/4］ 夏のリベンジだ！秋の近畿大会出場一番乗りを果たせるか！県下屈指の左腕大西を中心とした守りのチームである比叡山に対して、岩崎を軸に粘りの投手陣と圧倒的な破壊力のある強力打線で勝ち進んできた東高。どちらが先制するか？事実上の決勝戦とも言える準決勝第一試合、宿敵比叡山高校との一戦は晴れ渡った絶好のコンディション、皇子山球場で行われた。前試合後の今週は昨日まで前期試験。限られた時間の中でどのように調整してきたか？東高のナインはいつも通りｼｰﾄﾉｯｸをこなし、元気よくｸﾞﾗﾝﾄﾞに散らばった。 比叡山先攻でで始まったこの試合。東高の先発は今日も岩崎(晃)。ブルペンでの投球を見る限りでは球は走っているように見えたがしかし、先頭打者の何でもない三ｺﾞﾛを真田が一塁ﾌｪﾝｽﾀﾞｲﾚｸﾄの悪送球。打者走者は二進するも村林が素早く処理し、2塁送球し悠々ｱｳﾄと思われたがｼｮｰﾄ西野のｸﾞﾗﾌﾞにｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞされﾀｯﾁ後ﾎﾟﾛﾘ。続く打者が走者を送り岩崎いきなり1死3塁のﾋﾟﾝﾁ。3番打者の遊ｺﾞﾛを西野落ち着いて走者牽制しながらｱｳﾄにし、この回を切り抜けたかに見えたが、4番が中前にﾗｲﾅｰ。ｾﾝﾀｰ川端一瞬ｽﾀｰﾄが遅れ、あわてて前進。その時に足を滑らし一瞬ﾎﾞｰﾙから目が離れ打球を後逸。球は122mのﾌｪﾝｽまで達しﾀｲﾑﾘｰ3塁打となる。使い慣れたいつもの球場とは違った異常なまでの緊張感がそうさせたのか？後続は外角いっぱいのｶｰﾌﾞで三球三振に討ち取ったが、先制は比叡山だった。 2回は変化球に全くﾀｲﾐﾝｸﾞが合っていない打者に対して勝負を焦って速球を中前に運ばれて無死の走者を出すも、送りﾊﾞﾝﾄの小ﾌﾗｲを岩崎ﾀﾞｯｼｭよくｷｬｯﾁ。続く打者は送り、2死2塁とされたが投ﾗｲﾅｰを岩崎気迫でｷｬｯﾁし味方の援護を待った。この回の1死からの捕手前の送りﾊﾞﾝﾄは2塁であるいは殺せたかも知れないﾀｲﾐﾝｸﾞに見えたが、先制されている状況で、小島は安全策を取った。やはり先制点は試合展開を左右させる。 初回こそ三者凡退の東高であったが、2回に得意の集中打が出た。先頭の真田が初球の大西得意のｽﾗｲﾀﾞｰを十分引きつけて右前に技ありの安打。この試合5番に打順が上がった日根野が闘志あふれるﾍｯﾄﾞｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞも見せ、きっちり送って1死2塁。ここで村林がやや前進守備の狭い三遊間を見事に破ってつないで1死1,3塁。小島変化球に手が出ず見逃しの三振の後、岩崎が三塁手強襲安打で同点。続く西野が意表をつく3塁前ｾｰﾌﾃｨｰﾊﾞﾝﾄを決めて2死ながら満塁と攻めたてる。このﾁｬﾝｽに奥村が直球を逆らわずに左前にｸﾘｰﾝﾋｯﾄ。村林生還し2-1とあっさり逆転。滝は右中間に鋭いﾗｲﾅｰを放ったが、中堅手の頭からのｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞｷｬｯﾁの美技に阻まれ、3者残塁の2点止まり。ここで一気にたたみ込めなかったのが悔やまれる。 3回の岩崎は立ち直り、直球、変化球ともに低めにｺﾝﾄﾛｰﾙされ、勝負球は小島の要求通りに決め、2三振の好投。一方東高も立ち直った大西の直球、ｽﾗｲﾀﾞｰ、ｽｸﾘｭｰﾎﾞｰﾙの翻弄され日根野が四球で出塁するも後続がなく、試合は中盤へ進んだ。 |